今週のテーマは・・・
「落語から学ぶ江戸時代」でした!!
落語ってそもそもいつ生まれたか御存じでしょうか?
その始まりは、室町時代末期から安土桃山時代。
戦国大名のそばに仕え、話の相手をしたり、世情を伝えたりする
「御伽衆(おとぎしゅう)」と呼ばれる人たちがルーツとされています。
やがて、江戸時代、民衆の前で有料で噺を聞かせる人物が登場、
"寄席"が誕生し、落語が隆盛を極めていくことになります。
つまり、落語は江戸時代の文化や生活を背景として発展したきたものなので
落語を聞けば自然と江戸時代のことが登場。
ということで、落語を聞いて江戸時代のことを勉強しましょう!
■4時台:三遊亭とん楽さん
「落語を通じて学ぶ江戸文化」「長屋のコミュニティー」など、
江戸の庶民文化に詳しく、全国で数々の講演を行っていらっしゃいます。
▼「江戸時代の時間」とは?
・「ときそば」という落語で、相手がお金を数えている時に
「今なんどき?」「ここのつ!」と口を挟んでいますよね。
その前の時間が「やっつ」で、「おやつ」の語源。
・あとは十二支で数える方法もある。
午が12時なので、「正午」の語源。
午前、午後も。
▼「江戸時代のお金」とは?
・金貨の単位は両・部・朱。4進法だった。
江戸時代の中でも、年代によって価値は違う。
▼「江戸時代の長屋の暮らし」とは?
・1つの長屋に10世帯近く入っていて、大家さんが店賃を集め、
お世話もしていた。今とは感覚が違う。おかみさんは働かない。
・だいたい旦那が働いていて、建設業をしている人が多かった。
・家具がないので部屋が広く、子供が6~7人いても4畳半で暮らしていた。
火事が多いので物を置かない。
・お風呂は、サウナのような蒸し風呂。お湯を張ってあるお風呂は「お湯やさん」、
家風呂は火事になるので禁じられていた。
▼「江戸時代の食べ物」とは?
"初鰹"は贅沢な食べ物。一両した。たくあん400本分くらいの値段。
毎月1日~15日に、お江戸両国亭で「両国寄席」を開催。
円楽、幸楽師匠も出演。
■5時台:橘家圓太郎さん
江戸時代の娯楽事情に詳しく、
また、トライアスロンへの挑戦など異色の落語家さんでもあります。
▼「大山詣」とは?
・夏に江戸の人達が、富士山やお伊勢参りよりも、気軽に行けるのが大山だった。
・「大山詣」という演目がある。女の人が家庭を守って、男だけで行く。
・大山は今自転車で行けちゃう。お参りした帰りには、江ノ島に寄っていく。
▼「吉原」とは?
・吉原を寄席でやると女のお客さんは嫌うが、
実際は蕎麦屋もあって寄席もあって、居酒屋もある、テーマパークのようなもの。
・お金で女を買うというよりは、楽しんでいく場所。
・吉原だけは幕府公認。
・連泊はできないようになっている、騙された女の人は家に帰す、などの
意外なきまりもあった。
・お金のない人は、傘の間や扇子の間から女の人を見るなど、奥ゆかしさがあった。
▼「歌舞伎」とは?
・歌舞伎は、風紀を乱すので弾圧をくらって男歌舞伎になった。
・浅草の猿若町にまとめられたりした。
・落語の寄席は都内のあちこちに200件~300件あった。
▼「相撲見物」とは?
・相撲は神社でやっていた。
11月23日(土)に圓太郎落語を開催。
チケットオフィスは0362777403まで。
テリーさんも番組エンディングで言ってましたが、
100年後の、落語の題材になるものは、一体どんなものなんでしょうね。
コギャル?妖怪ウォッチ?佐村河内さん?
落語が聞きたくなった方は是非落語を見に行きましょう!!
(※話は別になりますが、近々、東島アナの秘密の写真をこのHPで公開予定です)