今日のテーマは、
「ブ-ム再来!時代劇の魅力に迫る」でした!!
ゲストには、時代劇ライターで時代劇専門チャンネルのコメンテーターもつとめる、
ペリー荻野さんが登場!
Tシャツには、松平健さんの暴れん坊将軍が
実は「アナと雪の女王」のヒットの陰で隠れヒットした時代劇映画があったり、
フジテレビ月曜9時には初となる時代劇ドラマ「信長協奏曲」が放送スタート、
世界からも今、日本の時代劇が注目されている。
そんな今!
これまでの時代劇の変遷(戦前、戦後、高度成長期、バブル期、平成・・)
時代劇の魅力とはそもそも何?テーマ別おススメの時代劇などなど、
時代劇の魅力を掘り下げていきます!
■4時台:時代劇とは。その歴史と魅力について
▼時代劇っていつごろから?
日本映画104年の歴史があるが、その初期からある。
そもそもは歌舞伎、講談で扱われていた。
近松門左衛門の「浄瑠璃」なんかは、再現ドラマ。
劇作家が現場まで走っていったなんてこともあったよう。
▼時代劇とはどんなもの?
基本的には、時代劇は勧善懲悪、良い人と悪い人がハッキリしていて
ファミリーものが大半。
実は時代劇には「正しい家族の姿」「正しい組織の姿」
「古き良き日本人の姿」が描かれている。
▼今、時代劇ブームとも言われるが、それはなぜ?
漫画原作ものが登場しはじめる。
というのも、昔は撮影所あがりの監督だけだったが、新進気鋭の監督も登場。
また映像技術が発達したことで、それを駆使したいという若手監督によって、
それまでにはない試みがでてきはじめた。これによって、若者たちも見るように。
仁、るろうに剣心、超高速!参勤交代などなど。
▼時代によってヒット作の特徴は異なる?
1970年代。人気となったのは72年の「木枯し紋次郎」。
この頃、高度経済成長時代。日本全体が頑張っていた時代。
でも、どこか本当にこの生き方でいいのか、これが正解なのか、
と、高度経済成長にかげりが出始めた頃。翌年にはオイルショックも。
そんななか、「あっしには関わりがねぇこって」
との決めセリフにも現れた"はぐれ"感がウケた。
【時代劇の魅力は?】
▼「爽快な勧善懲悪」
「隠し目付き参上!」。三船敏郎や江守徹さんが出演。
▼「癒しファンタジー」
「あんみつ姫」など。
井上真央、小泉今日子などが出演。
▼「時代劇に不可能はない!」
「大魔神」は特撮。
忍者ものだったら「猿飛佐助」。
▼「お色気シーン」
特に「くノ一忍法帖」というVシネマがオススメ
例えばおっぱいから炎が出たり、おっぱいの振動で地面を揺らしたり。
「乳波動」という名前の技。
想像力を駆使して古今東西のクリエーターが作ったのが時代劇。
今まで素通りしてたレンタルビデオ店の棚を是非一度見て欲しい。
■5時台:ペリーさんオススメ時代劇、時代劇の素朴な疑問
【秋の夜長、DVDで見たいマニアックな時代劇ベスト3】
▼ペリーさんに、メジャー作品ではないが是非見ておくべき!
という隠れた名作を伺いました!!
・第3位【ながさき犯科帳】
長崎奉行が悪いものを裁く。
注目は田中邦衛が蘭方医でメスを飛ばすという点。
田中邦衛がアクションスターだった頃の貴重なもの。
・第2位【雪之丞変化】
美輪明宏が女形役者として女になったり男になったり。
美輪さんが時代劇に役者として出演している貴重なもの。
・第1位【13人の刺客】
1963年に放送されたオリジナル版をオススメしたい!
これは人間ドラマとしても泣ける。
土方龍之介という脇役でも泣ける。
【時代劇の素朴な疑問】
▼一番多く時代劇になっている歴史上の人物は?
数えると大変だが、最近であれば「織田信長」ではないか。
死に様もドラマチックで、人生がドラマチックなので。
▼時代劇に向いている若手俳優は?
最近のイケメン俳優は180cmの方がたくさんいて、当時であれば全員大男。
烏帽子なんかつけたら2m超えになってしまう。
挙げるとすれば、NHK「花子とアン」に出演していた鈴木亮平はいいかも。
戦国でも幕末でも似合いそう。
中世的な顔ではないほうがいいと思う。
▼過去の時代劇スターでペリーさんがスゴイと思う人は?
高橋英樹さんはものすごくオーラがあった。目力もスゴイ。
私服で入ってきたにも関わらず、サムライ空気を出していた。
▼時代劇はお金がかかる?
現代ドラマの3倍と言われている。
要は、つま先から頭までつくらないといけないし、
京都で撮影する場合は役者に泊まってもらう場所を確保する必要も。
私は時代劇は贅沢にやることにも一つの意義があると思う。
■ラスト:今後、時代劇はどうなる?
数年後に「あれ見た~?」みたいなことになっていくと思うので、
絶対に今見ておいたほうがいい。
最新の映画ランキングでは、「るろうに剣心」が1位、「蜩ノ紀」が2位、
「柘榴坂(ざくろざか)の仇討ち(あだうち)」などもランクイン。
なんとベスト10のうち4作品が時代劇!!
ぜひご自身で足を運んで頂きたい!
■お知らせ
小説新潮でコラム「ちょんまげ(あやふや)」を連載中。
誰も望んでいない歴史上の人物バトルをさせて、勝手に勝敗をつけている。
歴史の面白さを知っていただければ。