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バカンスはいつもAllez! (3)

バカンスはいつもAllez! (3) by スタッフ・イナ

バカンスはいつもAllez! は、7月になると、ハイシーズンでもユーロ高でもひるまず、ツール・ド・フランスを追っかけるため旅行に出かけてしまうスタッフ・イナが、のんびりとしたフランスの田園風景を勝手にお伝えするコーナーです。

南仏、と聞くと「マルセイユ」「ニース」「カンヌ」など地中海沿いの街をイメージされると思いますが、「田舎」にしか行ったことのない私のオススメは、ピレネー山脈のふもとの田舎町
「ルルド Lourdes」です。
パリから国内線で「トゥールーズ Toulouse」まで飛び、国鉄でアプローチするか、もしくはTGVボルドー線で、ボルドー(Bordeaux)→ポー(Pau)回りでも入れます。パリから5~6時間はかかると思います。

ルルドグロット正面800.JPG

ルルドの町は、バカンスに限らず一年じゅう観光客が「ひしめくように」訪れます。なぜか? それは「バチカン市国に次ぐ、カトリック教の聖地」とされているからです。19世紀半ばに聖マリアが出現し、そのお告げにより川沿いの洞窟の奥から「万病に効くという聖なる湧き水」が出た、ということから、キリスト教の信者たちが世界中からその湧き水を汲みに来るのです。フランス国内の病院やホスピスからも、看護師さんの介助付きでベッドごと移動してくる方々もいます。

写真の聖堂の右奥へ歩いていくと、聖なる泉を汲める場所があります。昔は洞窟の中で汲んだそうですが、あまりにも多くの人が来るため、最近は「水道の蛇口」が付いて大変便利になっています...  「ありがたみ」には若干欠ける見栄えですが^^;

ルルドの水の汲み方.jpg

この水には様々な言い伝えがあるようですが、科学的にはミネラル成分の比率が素晴らしく、ペットボトルなどにすり切れまで入れて密封しておくと何年も腐らないそうです。私の家の冷蔵庫にも、2006年に汲んだ水が1.5リットル寝そべっていますが、2016年ぐらいに開けてみようかな?と思っています。
飲み水としてはもちろんOKですし、聖堂の脇に1ユーロ程度で売っている高さ5cm程度の小瓶に詰めてお土産にするのも良いと思います。

なお、行った際のお食事は、スペイン料理屋さんに行くのをオススメします。世界各地からの観光客に応対するため、南仏料理・イタリア料理・中華..などの様々なレストランやバーがありますが、およそ麺類はパサパサでしたので^^;; 肉料理もしくはピザ、タパスのようなものを楽しむのが良いと思います。

ルルド観光ガイド(日本語無し)
http://www.lourdes-france.com/index.php/fr/


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2012年12月25日

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