表現者に
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2013年03月15日
今夜のパートナーは、
俳優でナレーター、そして映画監督でもある、
田口トモロヲさんでした。
アングラムーブメントなどに影響を受け、
インディーズバンドやアングラ演劇にのめり込み、
ご本人いわく、「生活破綻者」だったとか。
何かを変えたい、という時期で、
何をやったらいいかわからないと思っていたところへ
パンクの波が来て、初期衝動を刺激。
ハマっていったそうです。
過激なパフォーマンスを競いあい、
また、そのひとつになりたいと思い、
ステージではほぼ裸、だったそうです。
そんなトモロヲさんも、時代の流れと共に、
時代の変化にも気づき、自身の世界観も変化。
「手に職をつけなければヤバイ!」と、
本格的に俳優の道へ。
バンドも、メジャーデビューを果たし、
それまで、プロとアマ、子どもとオトナなど、
境界線を行ったり来たりしていたトモロヲさんも、
30歳の頃、ようやくオトナになることができたそうです。
それからの活躍は、私たちの知るとおり。
映画やドラマに欠かせない存在です。
映画監督として「色即ぜねれいしょん」や「アイデン&ティティ」など、
みずみずしい青春映画を手がけました。
そのとき、「大人が見た青春にはしたくない」と思いながら作ったそうです。
ちょうど45歳ごろに演出した作品で、
全体を見渡せる年齢になったから、作れたのではないか、と自己分析されています。
そんなあらゆることの表現者であるトモロヲさんの思う、
「表現者に必要なモノ」は・・・
【好きなことをヤル!】という精神。
人生はあっという間。
時にはイヤなことにであったり、我慢を強いられることもあったり、
気持ち的に枯れたり消耗したりすることもあるそうですが、
スキなことをし続けるために、
日々、スキなこと・興味あることを発見しては、それをやっているそうです。
追伸:
トモロヲさんいわく、
ナレーションとは・・・
【言葉との距離感】
・・・だそうです。
熱すぎず、冷たすぎず、絶妙な距離感。