2013年03月11日
パートナーは、エアロゾル研究の第一人者、滋賀県立大学理事、岩坂泰信さんでした。
テーマは『エアロゾル〜中国から飛んでくるのは黄砂だけじゃない!』。
気体の中に浮遊する個体、微粒子がエアロゾル。
例えば、花粉、黄砂、ほこり、火山灰、光化学スモッグ、動物の毛...。
空気らしい性質をつくっているのがエアロゾルで含んでいるのが普通!
今、息をしていらっしゃると思いますが...はい、もちろんエアロゾルを吸っているわけです。
そして、エアロゾルの中でも、岩坂さんが特に研究しているのが「黄砂」。
まさに気になる時期ですが。黄砂はまさに黄色い砂で、普通の砂よりも小さく、
表面がキレイで汚れが付いていません。だから大気汚染物質や微生物がくっついちゃうんですって。
PM2.5もくっついちゃうわけで、だから黄砂がひどくなると、くっついてくるPM2.5も、
それにともなって多くるそうです。
そんな粒子がくっつきやすい黄砂に...なんと納豆菌もくっついているのを発見!
納豆を作っちゃいました。
石川県・能登半島上空約3千メートルで採取した菌を使った納豆「そらなっとう」を
金沢大学と石川県産の大豆を使う納豆メーカーが共同開発し、去年夏から販売。
石川県内のスーパー、百貨店、そしてネットでも販売しています。(2パックで126円)
「そらなっとう」の特徴は、においや粘りが弱いため、納豆が苦手な方でも食べやすい感じ。
納豆菌は、どの地域の大気中にも、黄砂に乗って飛んで来ているので、
たとえば「有楽町なっとう」も作れるかもしれないとのこと。
そのかわり、納豆菌によって味が違ってくるので、おいしいかどうかは分からないそうです。