今週はゲストに、盆栽師 森隆宏さんをお迎えしました。

盆栽師とは、盆栽を作る、売り買い専門、苗木を育てるなどの職種に分かれるそう。
森さんは「盆栽を作り上げていく」という盆栽師。

2002年～2006年『勝田光松園』にて修行。
2006年から独立。
「日本盆栽国風展」国風賞受賞作品、出展作品をはじめ、数多くの作品を手がける。
毎春アメリカ、カリフォルニア州北部において講習会の開催等、継続的に活動。

「盆栽を生業としている人は家業を継ぐ人が多いんですが、私の場合はそうではなく。
盆栽を始めたのは22歳、大学を卒業をしてからなんですけれども。
それまでも盆栽との接点は全く無い状態で暮らしていたんですね。
そんな中で”手に職”であること。定年なくずっと働けるという事がひとつ。
もう一つは”日本の文化を身に着けて、それを武器として海外で活躍することが出来る”ということ。
あと一つは時代背景の話なんですが、私が大学を卒業した時って就職氷河期と言われる時代だったんですね。
仕事として自分が生涯付き合えるものを探していった先にあったのが＜盆栽＞だったと言えると思います。」

「盆栽っていうのは生き物でありますし、世代を超えて受け継がれていくもの。そういうものを大切にする心。そのために観察すること。
そういう事を修業時代には親方から意識しなさいと教えられました。」

海外でも盆栽は広がっていて、ヨーロッパでも日本と同等、またはそれ以上の技術を持って活動されているそうです。
盆栽は、四季の変化を鉢の上で表現していくもの。人と自然が共存して作り上げていかなくてはいけない芸術なんですね。

「　BONSAI MORI　」

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