飛べなくなった鳥たちをご存知ですか?【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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※この記事は2017年に書かれたものです

飛べない鳥はなぜ飛べない?

ダチョウやエミュー、キウィーなど

『ダチョウ』や『エミュー』、『キウィー』など、“鳥でありながら飛べない鳥”がいます。
その原因として『その祖先も飛ばなかったから』という説が長く伝えられてきたそうですが、数年前にオーストラリアの大学の研究チームが、それとは違う理由を発表しました。

飛ばなくなったのは恐竜が絶滅した後のこと

それによりますと、飛ばなくなったのはおよそ6,500万年前に恐竜が絶滅した後のことで、それ以前は飛んでいたそうです。
恐竜が突然、地上から姿を消したことで、ダチョウなどの祖先が襲われる危険性がなくなって、“新しい生態的な地位”、生態系の中で占める位置や役割が生まれたそうです。
そこでは食べ物が豊富にあるので、恐竜がいた時代のように食べ物のために空を飛んで、素早く身を隠す必要がなかったそうです。

こうした恵まれた環境で大きくなった鳥は、自らの意思とは関係なく重くなったので、飛べなくなった・・と主張しています。

無理に飛ぶ必要はなくなった?

それを裏付けるものとして、ニュージーランドには『キウィー』の他に、オウムの中で唯一、飛ぶことが出来ない『フクロウオウム』など“飛べない鳥”がたくさんいるそうです。
それも先程の研究チームの主張のように、ニュージーランドという場所が、わざわざ空を飛ばなくても暮らしていける安全な環境だからだそうです。
安全な場所で、飛ばずに生きていくことが出来れば、無理に飛ぶ必要はなくなった・・ということだそうです。

 

■杏樹の感想 

この番組では、新年の干支シリーズを始め、様々な動物たちをテーマにすることがありますが、“生物たちが持つ自然の仕組み”って、本当に凄いですよネ。
どうしてこんなによく出来ているんだろう・・・そう思わずにはいられません。
今回も鳥が飛べる仕組みを知って、本当に凄いなぁと思いました。

鳥の世界は本当に奥深いので、また改めてお送りしたいと思います。

(2017/1/6放送分より)

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