お正月!『お屠蘇』と言えば“みりん”の出番!【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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今週は『みりん』のお話をしています。今朝は『みりんの豆知識』をご紹介します。

お正月の元日に頂く『お屠蘇(とそ)』がありますよネ。『お屠蘇』には“悪い気・邪気を払い、心と体を目覚めさせて、蘇らせる”という意味があるそうです。
そんな『お屠蘇』を辞書で調べると“お酒やみりんで生薬を浸け込んだ、一種の薬草酒”とあります。そうなんです!『お屠蘇』にも『本みりん』が使われています。

『お屠蘇』を作る時、本みりんやお酒の中に小さな袋を入れますが、この袋のことを『屠蘇散(とそさん)』といいます。
『屠蘇散』の中身は、いわゆる漢方薬に使われる生薬です。
生薬の種類としては、一般的には『白朮(ビャクジュツ)』『山椒(サンショウ)』、『桔梗(キキョウ)』、『肉桂(ニッケイ)』『防風(ボウフウ)』の5つが配合されているそうです。

1つずつ簡単に説明しますと、
『白朮』には利尿や胃の働きを良くする効果があるとされています。
『山椒』には、胃の働きを良くしたり、抗菌作用が・・
『桔梗』には、セキやタンを鎮(しず)める働きがあるとされています。
『肉桂』は、いわゆる『シナモン』のことで、胃の働きを良くしたり、汗を促したり、熱を下げる働きがあるとされています。
『防風』にも汗を促したり、熱を下げる働きの他、炎症を抑える効果が期待されています。いずれも胃腸の働きを盛んにして、血行を良くして、風邪を防ぐための生薬が含まれているそうです。

■杏樹の感想 

ウチに本みりんがあるのですが、使う機会がありません。というよりも使わずにお料理していました。
『本みりん』には様々な効果があるのを知って、もう少し我が家のお料理にも『本みりん』を登場させようと思いました。特に『本みりん』を使った卵焼き、これはすぐにもやってみたいです。

和食だけでなく、中華や洋食にも合うということで、今後いろいろ『本みりん』で試してみたいと思いました。
今週は個人的にも『本みりん』のことが勉強出来た1週間でした。

(2016/12/2放送分より)

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