あの人は子供の頃から変わらないねぇ!って『ことわざ』で何という? 【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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私達がよく目や耳にする『ことわざ』。
中には意味を間違って解釈しているものもあります。

可愛い子には旅をさせよ
本来の意味は“可愛い我が子でも甘やかさずに、厳しい旅をさせて世の中の苦労を知ってもらう”というものです。
つまり“可愛いからと、甘やかしてはいけない”ということです。
ところが“可愛い子には旅をさせて、楽しませてあげよう”とか“可愛い子には贅沢な旅をさせてあげよう”といった意味だと思っている方がいらっしゃるそうです。

濡れ手に粟
『粟』とは、イネ科の植物のことです。
この『ことわざ』の本来の意味は“苦労せずに大きな利益、たくさんの利益をあげること”です。
粟を濡れた手でつかむと、手の甲などにも粟が付いて、たくさん取ることが出来ます。
そんなところから“苦労せずに大きな利益を得られる”という意味に繋がっています。
これを“いくら努力しても実らないこと。やっても意味がないこと”だと勘違いされている方、いらっしゃるそうです。
その理由ですが、粟のことを“泡”だと誤解しているからだそうです。
そのため“泡はつかんでも、すぐに消えてしまうので、努力しても実らない”と解釈してしまうそうです。

三つ子の魂百まで
“幼い頃の性格は、歳をとっても変わらない”という意味です。
これを“幼い頃に学んだり覚えたりしたことは、一生忘れない”と勘違いされている方、いらっしゃるそうです。
“『三つ子の魂 百まで』と言うから、子供のうちから英語を学ばせよう!”といった使い方は間違いになります。
“『三つ子の魂 百まで』と言うけど、あの子は子供の頃から気が強くて、負けず嫌いだった”といったように使います。

(2016/8/17放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい
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