柳瀬氏「県・今治市職員の名刺無かった」に愛媛県知事が反論する理由

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5/14 FM93 AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!③

加計学園~柳瀬氏参考人招致に愛媛県知事が反論
7:17~お早う! ニュースネットワーク その2:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)

中村 時広 知事 愛媛県

緊急会見で「(メモは)職員が備忘録として書いた」と報道陣に説明する愛媛県の中村知事=2018年4月10日松山市 写真提供:産経新聞社

愛媛県や今治市では悲願であった獣医学部新設を高く評価

学校法人加計学園の獣医学部新設をめぐり、柳瀬唯夫元総理秘書官が国会の参考人招致で、「県や今治市職員がいたかもしれない。名刺は無かった」などと話して件について、中村時広愛媛県知事が、「会っている」と、柳瀬氏の名刺を示して反論している。今日開かれる衆参両院の予算委員会で総理出席のもと集中審議が開かれるが、改めて詳しい説明が求められそうである。

飯田)愛媛県側が反論、ということで事態がまた動くのでしょうか?

須田)実は、これ反論ではないのです。先週取材に行ったのですが、愛媛県今治市サイドは今回の一連に関して、非常に迷惑がっていました。「今治市に加計学園獣医学部を設置する」に関して言うと、「愛媛県や今治市にとって何の問題があるんですか」と。しかも、なぜ設置が決まったのかというと、国家戦略特区という制度があって、それが風穴を空けてくれたと認識している。「だからこそ、首相案件だ」と。
つまり、「加計学園理事長と安倍総理が個人的友人関係にあるから認められた」ではなく、「以前から愛媛県や今治市は設置を要求してきたが弾き飛ばされてきて、安倍総理になったからこそ認められた」という点で、高く評価しているのです。

飯田)前知事の加戸守行さんも実は参考人招致に招かれていて話していましたが、「15年以上ずっとドアをノックしてきて、今回ようやく開いた。一朝一夕ではなく、15年以上の積み重ねがあった」と非常に仰っていましたね。

須田)加戸答弁の「プラスでもなければマイナスでもない」、あの通りのことを言っているわけです。ただ、そこにちゃんと議論を集約して実態を明らかにしていくべきなのに、「会ったか会わなかったか」の入り口のところで揉めてほしくない。「はやく議論を本質のところへ持って行ければ、何も問題がないのは一目瞭然」というのが、愛媛家県や今治市サイドの認識です。ただ、一方で現知事はどちらかといえば野党系の知事なのです。

最大の被害者は獣医学に入学した若者たち

飯田)メールでもあったのですが、「今年県知事選挙もあるから、こうやっているのでは?」みたいなことを指摘している人もいました。

須田)先ほど申し上げたことが事実の本質だけど、そればかり言ってしまうと、自らの政治基盤に問題が生じてくる。なので、軌道調整も含めてこういう発言をされているんだろうな。政治的発言だと受け取っていいと思います。

飯田)地元ではやはり、そういう見方を知事に対してしている人も多い?

須田)してますね。

飯田)そうすると、政治の駆け引きのなかで、ずっとこの獣医学部新設も翻弄され続けて、ようやく開学したけれど、さらにまた翻弄されている、という構図が見えてきますね。

須田)入学式、メディアが殺到して大混乱に陥ったようなのです。やはり「そうした状況はどう考えてもおかしい」というのが、地元の認識ですよね。

飯田)加戸前知事の答弁のなかでも、「入学式でいろいろビラ配りされたりして、志を持って来た若者たちがそういう目に晒されるのは、とても悲しいことだ」と。

須田)最大の被害者ですよね。

飯田)そうですよね。彼らは本当に獣医学を学んで、地元で何か伝染病が発生したら対応できるようになりたい、と来ているわけですからね。

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