「短歌があるじゃないか」(穂村弘・東直子・沢田康彦著/角川書店刊)
今の世の中、ホントどこでも、川柳やってます。
ラジオもテレビも新聞も雑誌もね。
当番組では、ちと趣向を変えて「短歌」をやります。
本気でやります!
川柳だと短くきれいにまとめる傾向がありますね。
でも「5・7・5」じゃあ、男と女の情念は出ない。
その点、短歌ってのは、エロティックだね。
「7・7」が増えただけで、凄い奥行きが出てくるんです。
この本は、そんなことを教えてくれます。
別に、ひさかたの…、わが衣でに…といった
古いのじゃなくてもいいんです。
こんなの出てますよ。
「捕まえて くれない人と 帰り道
きょうはルパンに さらわれたいの」
いろんな意味にとることが出来そうですよね。
今週のおススメは「短歌」です!
<著者について>
穂村弘(ほむら・ひろし)
1962年、北海道生まれ。
上智大学文学部英文科卒。歌人。
東直子(ひがし・なおこ)
1963年、広島県生まれ。
神戸女学院大学家政学部食物学科卒。歌人。
沢田康彦(さわだ・やすひこ)
1957年、滋賀県生まれ。
上智大学外国語学部フランス語学科卒。雑誌編集者。
ファックス・メール短歌の会「猫又」主宰。
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