1242 ニッポン放送
本屋は最高!
塚越孝
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4月 9日
「天下御免の極落語」(川柳川柳著/彩流社刊)
今の週刊朝日に、おなじみ高田文夫さんが、
オモシロ元気な「超ベテラン」芸人さんってコトで、
紹介しているんですが、
噺家さんで「スゴい人」を1人…てとこで、
川柳川柳さん・74歳を紹介しています。

実は私、昔から川柳さんのことが大好きで、
ニッポン放送をお聴きの方ならご存知でしょうか、
去年の正月、「スーパーステーション」って番組で
取り上げたことをきっかけに、
私が「ぜひ本を書いてくださいよ!」を薦めて、
出来上がった一冊…、この本なんです。

この川柳川柳さんという人は、圓楽さんの弟弟子。
でもたった、3ヶ月ですよ!
圓楽さんは、師匠の圓生さんに気に入られて、
スグ、真打に昇進しちゃった。
でも、川柳さんはあまり気に入られなくて、
真打に昇進するまでに20年以上かかったという
大変な苦労人です。

ま、コレだから、オモシロいってのがあるんですけどね。
すっかり版を重ねて、相変わらずの人気本。
ぜひ、あなたにも読んで欲しいと思います。


<著者について>
川柳川柳(かわやなぎ・せんりゅう)
本名:加藤利男(かとう・としお)
1931(昭和6)年3月23日、埼玉県秩父郡生まれ。
横瀬村尋常高等小学校卒業。1955(昭和30)年8月、
六代目・三遊亭圓生に入門、「さん生」に。
58(昭和33)年3月、二つ目。
74(昭和49)年3月、真打。
78(昭和53)年、圓生門下を離れ改名、「川柳川柳」に。
出囃子は「やっとん節」。
CDシリーズ「川柳百席」も発売中。



 
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