二回にわたって、糠漬けとわたくしの関わりについてお読み頂きましたが、
夕べ、大井町線荏原町駅前の飲み屋で、美味い糠漬けを食べました。
焼き鳥は、ぶん投げたくなるくらいまずかったので、
河岸をかえようとしたところ、出てきたのが、
胡瓜と蕪の糠漬けで、なんとか気分良く飲めました。
ゆんべは、荏原町「弁天寄席」という、
商店街の皆さんが育てている地域寄席で、
地味ながらしっかりとした古典を聴かせる三遊亭小金馬の「棒だら」、
そして、今、文句なしに客を楽しませることのできる柳家権太楼の「青菜」、
もう、最高でした。
この二席を聴いたら、日本酒を飲らずに居らりょうか、ってなもんです。
まぁ、私、今年、みつきちょっとで、30本ほど生の舞台に足を運んでますが、
「弁天寄席」と立て続けに5本の指に入る公演に出会いました。
青山、草月会館ホールで観た「トスカ」。
これは正直言って、勉強不足でした。
歴史的な戯曲、オペラとしてあまりにも有名な作品なんですね。
主演の大地真央、すごいや。すごい役者。ものすごい存在感。
以前、「ワンスアポンナタイム・イン・マットレス」で、
たっぷり笑わせてもらって、「達者だなぁ」と感心しましたが、
今回は、笑いはもとより、泣かせる、鬼気迫る、
そして、女の美しさ、恐ろしさ、そりゃ、もう、感動的でした。
脇もいい役者がかためていて、たった6人でこんなことができるなんて。
芝居の醍醐味。今度の日曜日まで、まだ、間に合う。
大地真央の後は、明治記念館でゆったりビールを飲んでいたら、
某新聞社の人とばったり。
「おい、つかちゃん、もう、これでニッポン放送大丈夫だね」と
声をかけられました。
ほんと、皆さんにご心配を頂いてるのが、
そこらを歩いてると、ひしひしと感じられます。
さて、こうした生の本物の芸を味わいながら、
今週の私の放送は、どうなるか?
先週、先々週と中国、韓国の問題について疑問を投げかけたところ、
皆さんから、たいへんな反響でした。
今週もこれを語らざるをえないのかと思いますが、現時点で、
非常に気になる問題があります。
ライブドア、フジテレビ、ニッポン放送の和解会見で目立たなかったのですが、
脱北した日本人妻が、「金正日将軍様、マンセー」と言って、
北朝鮮に帰ってしまったという事件です。
あんな凍土の国に帰りたいほど、
日本の社会は冷たかったということなのでしょうか?
あの日本人妻が、帰国したとき、糠味噌桶をうれしそうにかき回しながら、
日本の良さを語ったのは、つい二年前のことです。
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