飯田コージ
1981年12月5日、神奈川県出身。2004年ニッポン放送入社。年齢当てクイズでは必ずプラス20歳上で答えられる。不自然な笑顔が魅力のニッポン放送アナウンサー。
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香港競馬通信
5月28日
G1チャンピオン&チャーターカップの前座として行われた芝1200mのハンデ重賞沙田ヴァーズ(G3)は、リトルジャイアント(133ポンド)がこの日6勝のザック・パートン騎手の導きで見事な勝利を収めました。

この勝利で、管理するデヴィッド・ホール調教師はシーズン2勝目の重賞制覇となりました。ホール師は今月初めのG3クイーンマザーメモリアルカップをホーホーカーンで勝利していますが、その前は4年間重賞勝利から遠ざかっていました。
「この馬が仕事を成し遂げることができて、安心したよ。重いハンデというのが大きな課題だったんだけど、G1レベルで2回素晴らしいパフォーマンス(3着と4着)をしていたから期待していたんだ。」とホールは言いました。

リトルジャイアントは、パートン騎手の手綱で道中は4番手に落ち着きました。直線で抜け出し、2着のドラゴンジェネラル(115ポンド)に4分の3馬身差をつけてゴール。3着には、前走ドバイのG1アルクオーツスプリント(1200メートル)7着からの遠征帰り、ウィッシュフルシンカー(129ポンド)が入りました。

ニュージーランドで2勝後に香港入りしたリトルジャイアント。故障もあってまだほんこんいりしてから10戦しかしていません。今回で移籍後4勝目となりました。

「勝てて嬉しいよ。何しろ去年この馬は多くのトラブルを抱えていたからね」とホール師は言いました。

この日の道悪馬場もリトルジャイアントにとってはプラスに働いたようです。リトルジャイアントは133ポンドのトップウエイトながら、稍重馬場を上手にに扱って勝利を掴みました。

「今回は上手くこなしてくれたね。でも、馬場が悪くなると斤量の重い馬は厳しくなるから、基本的には心配だったよ」とホール師。

そして、今後についてホール師は、12月の香港スプリントを大目標に臨むことを明言しました。

「リトルジャイアントはこれから、12月の国際レースに向けてステップレースを踏んで行こうと思うんだ。まずは休養を取って、12月のG1香港スプリントに参加できることを願っているよ」と今後を展望しました。

リトルジャイアントは昨年の香港スプリントで4着入賞。勝ったミスタースタニングから1馬身4分の3差でした。ホール師は今回の勝利をきっかけに、馬が一皮むけてくれれば良いと期待しています。

「この馬はまだ経験が少ないから、勝つ味を知ってくれればくれるほど改善するとおもうんだ。もう少し伸びしろはあるんじゃないかと期待しているよ」とホール師は語りました。

「去年の香港スプリントでは2馬身弱だったのが、先日(のG1チェアマンズスプリントプライズ)では4分の3馬身差まで縮まった。これを見ると、徐々にこの馬は争覇圏に近づいているんじゃないかな」
名伯楽は最後に自信をみせました。

ジョン・サイズ厩舎ののフルオブビューティー(116ポンド)とガニソン(117ポンド)のペアは、それぞれ4着と8着に終わりました。


 
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