1242 ニッポン放送
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みのりの日記
増田みのり
淵澤 由樹
 
diary
5月18日
ある日の夜のこと
平日夜8時。
ひとり、少年が地下鉄に乗ってきました。
年の頃は10歳ほどかしら。
明らかに学校帰りではない。
塾の帰りのようです。

それほど混んでいない車内。
少年は行儀良く椅子に座り、
リュックを自分の膝の上に乗せ、その中から何かを取り出しました。

リュックで口元を隠すように、
あくまでも控えめに、おにぎりを食べ始めたのです。

ボックスシートでもない電車内でモノを食べるのは
本来なら行儀よくないことかもしれないけれど、
その男の子の食べ方が控えめで、とても好感がもてたのです。

なにより、そのおにぎりがみるからに手作りで、
家族が握って持たせてくれたというのが一目瞭然でした。

ちょっとわびしい光景のようにみえる一場面が
なんだかほほえましく感じられました。
5月11日
へんなこだわり?
甘い物が好きなことをよく、この日記でも書いている私ですが、
季節季節にお目見えする和菓子も、その好物の中のひとつです。

4月は桜餅、5月は柏餅。

この二種類は私の和菓子ランキングでも双璧をなす
いわばダブルチャンピオンのようなもので、
春から初夏にかけては和菓子屋さんののれんをくぐることが多くなります。
まさに今の時期です。

ではここからは私の勝手な好みのお話を。

茶まんじゅうなど和菓子全般では、
こしあんではなく粒あんの方が好き。
ただし、桜餅と柏餅に関してはこしあん派なんです。
どうもあのしっとりとした皮には
「こし」の方が合うような気がするんです。

桜餅は粒あんであることは滅多になく、
選ぶことなく大抵、こしあんですよね。
しか〜し、柏餅に関して言うと、
「こし」と「粒」両方置いてあるお店が結構あるんです。
その際、必ず店員さんには
『こしあんの柏餅をください』と意思表示。

そう、今日もそう言ったんです。
なのに、なのに、帰宅してパクリと食すと粒あんの方でした。
あ〜、こしあんの柏餅が食べたかったぁぁぁぁぁ。

ここまで読んで、どうでもいいと思ったあなた。
その通りだと思います。
我ながら、へんなこだわりがあってトホホです。
5月 4日
照れる…
5月1日、女友達が誕生日パーティを開いてくれました。
といっても私の誕生日は6月1日。
まぁ妊娠中ということもあり、一ヶ月早くお祝いをしてくれたのです。

場所は、表参道にあるタルトで有名なケーキ屋さん。
友人達はわざわざ予約をしてくれていたようで、飲み物を頼んだ後、
ホールのフルーツタルトケーキを店員さんが運んできてくれました。
火が灯されたろうそくも立っています。
(もちろん年齢分じゃないですよ。ケーキにのりきらないから。ふふふ。)

そして、いざ吹き消さんというとき、
店員さん4人がずらっと並び、
「歌わせていただきます」っと。

「♪ハッピィバースデイ トゥ〜ユ〜、ハッピィバースデイ トゥ〜ユ〜…♪」
そうすると店内にいたお客さん達が手をたたいて一緒に祝ってくれました。

普段こういう仕事をしていると人前に出ることが多いので、
人の目というものに関してはあまり緊張しない方なのに、
このときばかりは別でした。

嬉し恥ずかし。

ファミリーレストランなどでこういうサービスがあるのは知っていますが、
有名ケーキ屋さんでもしてくれるんですね。

みなさんどうもありがとう。
私もお客として、そのような場面に出くわしたら大声で歌わせていただきます!
4月27日
応援ありがとうございます
昨夜、スタッフさんから「フッチーこれ見た?」と
新聞記事を手渡されました。
おっ、そこには私の写真が載っているではありませんか。
自分が新聞に?
何か私、やってしまったかしら…。

4月26日(木)の読売新聞の夕刊。、
芸能欄に掲載された「みんなの質問箱」というコーナーに
私のことを教えてくださいというハガキを出してくださった方がいて、
新聞記者さんがそれに答えているんです。

たぶん「栗村智 あなたと朝イチバン」のリスナーさんで、
気にしてくださっているんですね。
とっても嬉しいです。
ありがとうございます。

ひとつ気になったのが、その新聞記事を見た栗村さんの一言。
「フッチー、良く写ってるじゃん、随分前に撮った写真?」

ちがいます!
まだ数ヶ月しかたっていません。
…勝手に写真修正されているのかな。。。
4月20日
都会にも、まだありました
週の中頃、寒い日が続きましたね。

こういうときは風邪をひいてはいけないと思い、
とにかく私は厚着をします。
(栗村さんにはよくラッコとか言われています)
暑かったら脱げばいいのですから。

4月も中旬というのにダウンのロングコートを着て、
駅のエレベーターを待っている時
「そぅ〜よね。それでいいのよね。」と
ご年輩の見知らぬ女性にいきなり声をかけられました。
主語がないので、なにがそれでいいのか理解できずに
少しの間ぽかーんとしている私に向かって、
彼女は「寒いから、それくらい着ていいのよねぇ」と。
お話を聞いていると、
どうもその女性は、厚着で外出しようかと思いきや、
4月に入ってまでフカフカコートじゃ恥ずかしいと思い留まったようです。
「でも、こんなに寒いじゃない?着てくれば良かった」と後悔しきりでした。
「風邪ひいちゃったら自分が辛いですからね。
こういう日はモコモコのコートでもいいんじゃないですか?」と私。
「そうよねぇ」などと
二言、三言、言葉を交わして別れました。

都会だと、町で声をかけられることが珍しく
(キャッチセールスや宗教勧誘などは除く)
地域の人とのちょっとしたこういうふれあいは楽しいものです。
なんてことのない会話でしたが、
なんだか胸がホクホクと暖かくなりました。

こういう方は、
きっと、お家でも明るくておしゃべり好きなお母さんだろうなと想像します。
こういうお母さんいいですね。
嬉しくなりました。

さてさて、明日早朝の『栗村智 あなたと朝イチバン』は
「母に捧げるこの1曲」と題してお送りします。
あなたのお母さんに捧げる1曲を番組までリクエストしてください。
たっぷりのプレゼントが待っていますよ!
 
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