1242 ニッポン放送
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みのりの日記
増田みのり
淵澤 由樹
 
diary
6月22日
現代の大和絵師
臨月というのにあっちへフラフラ、こっちへフラフラのフッチーです。

どうしても観ておきたい展覧会があり、向かった先は上野の森美術館。
お目当ては「アートで候 会田誠・山口晃 展」です。
会期終了ギリギリに観られました、ホッ。

私が特に気になっているのは山口晃さんで、
現代の大和絵師と言われるすごい方なんです。

公共広告機構「江戸しぐさ」のCMや、
日本橋三越のポスターなどでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
そういえば、読売新聞で連載していたドナルド・キーンさんの
「私と20世紀のクロニクル」の挿絵や題字も担当されていました。
毎回新しい発見をくれる山口さんの書き下ろし「渡海文殊」が観られて大満足。
高さ数メートルある新作は圧巻でした。

っで、なぜ私がここまで山口さんのファンかというと
その画風や画力の魅力はもちろんのこと、実は同郷なのです。
しかも兄の同級生。
応援するなといっても絶対にします。
子供の頃からその絵のうまさは抜群で、ウチの兄がよく
「美術の先生より山ちゃんの方がうまい」と言っていたほど。

たしか、小学生の頃、山ちゃんから来た年賀状、ウチにあったはずだよなぁ。
探してみようっと。
探し出せたら、ウチで一番のお宝になるかもしれません。むふふ。
6月15日
どこからともなく
近所を歩いていると、ポロンポロンと優しい音色が聴こえてきました。
これってウクレレかなぁと思っていると、徐々に音が近くに感じるように。

その音は道脇にある畳屋さんの奥からのようです。
開け放たれた作業所だったので、チラッと中を覗いてみることに(失礼)。

昼食を終えた後の昼休み中だったのでしょうか、
白いTシャツ、頭には白いタオルを巻き付けた若いお兄さんが
作業台の上に座って立て膝をしてウクレレを弾いていました。

弾いている曲はアントニオ・カルロス・ジョビンの「イパネマの娘」。
う〜んいいセンス。
30度近く気温が上がった昼下がり、
心がすっとする贈り物をいただいたような気分でした。
音楽で涼むってあるんですね。
お兄さんありがとう。
6月 8日
男の花道
先週の番組放送後、両国に行って来ました。
モンゴル出身の元小結 旭鷲山の断髪式が行われたんです。

そういえば、「今日このあと国技館に行くんです」と
栗村さんに話したら、
「フッチー、そのお腹じゃスカウトされちゃうよ」と。
なんですと?
確かに。妊娠9ヶ月も後半に差しかかり、我ながら立派なお腹してますわ。
ふふふ。


閑話休題。

断髪式は現役力士の取り組み、相撲甚句、髪結い実演などが
披露されたあとに行われました。
真っ赤な敷物がしかれ、土俵の上に椅子がひとつ。
そこに旭鷲山が静かに座りました。

ゆかりのある人々が少しずつ髪にはさみを入れていき、
そして最後大銀杏を切り落としたのが師匠の大島親方。
その瞬間、旭鷲山の目から光るものが流れ出しました。
大きな体から涙がポロポロと。

男泣きというのはこちらも胸を打たれます。
きっと今までの相撲人生の思い出がよみがえってきたのでしょうね。
6月 1日
蚊はB型もお好き?
ある日の早朝のこと。
プ〜ン…プワ〜ン…と、
なにやら聞き覚えのある音が耳元でなっています。

払いよけても、プ〜ンプ〜ン。
これってもしかして…。
プ〜ン…プワ〜ン…。

蚊?
もう蚊の季節なの?

眠い目をこすりながら、
なんとなく起き出してみると、私の顔の周りに一匹の蚊が!
かわいそうでもここでなんとかせねば。
パシッ!

これで安心して眠れる。
とホッとしたのもつかの間、腕がかゆい。
あぁ、すでに刺されていたのね。

んっ?顔もかゆいわ。
こっちもあっちも、顔に3箇所も刺された痕が!
私、蚊に愛されるみたいで、ホントによくターゲットになるんです。

そういえば去年まで
「蚊ってO型の血液を好むって聞いたことあります。
だからかな、私よく刺されるんです」
といろんな人に言ってたっけ。

最近O型ではなくB型であることが判明した私。
何型でも蚊は寄ってくるんですね。
今年の夏も蚊との攻防は続きそうです。
5月25日
コツを掴めば!
日頃からお料理はしているのですが、
実は私、料理作りって苦手でした。
あっ、もちろん、今もそんなには得意ではないですよ。

でもね、なんとなくみえてきたんです。
わかってきちゃったんです。

今までは料理というと、
「面倒くさい」
「何を作っていいか浮かばない」とマイナスのイメージばかり。
でも、月に一回、テレビの仕事で、料理を教えてもらうという
コーナーを担当してからというもの
なんとなく料理に対する拒否反応みたいなものがなくなってきたんです。
それは「別に凝ったことをしなくてもいい」ということがわかったから。

教えてくださっている徳子先生は、
「難しいことをしなくていい」とおっしゃる。
化学調味料は一切使わないで、
砂糖、塩、酢、醤油などで味付けするだけで、本当においしいんです。
ダシがポイントみたい。
例えば先日作った料理では、牛のすじ肉をコトコト煮て、
その煮汁をダシとして素麺の味付けにしました。

料理の核となる味付けにおいても
先生いわく、
「薄味にしておいて、足りなければ後で足せばいいのよ」と。
それならプレッシャーもあまり感じません。

あと、重要なことといえば、
素材の持ち味を引き出すということのようです。
例えば、ゴマを振るとき、そのままパラパラとかけるのではなく、
手にしたゴマをひとひねりすると、香りがふわっと広がります。
しかも振るタイミングは食べる直前に。
そういうちょっとした工夫が料理を美味しくするんですね。

基本的には、旬な食べ物を使えば、
手の込んだことをしなくても素材で十分美味しいはず。

お料理の話をしていたらお腹が減ってきちゃいました。
さっ、なに作ろっかなぁ。
 
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