1242 ニッポン放送
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みのりの日記
増田みのり
淵澤 由樹
 
diary
12月 7日
S小学校にて
アナウンサーの仕事というとニュースを読んだりお天気を伝えたり、
ナレーション、イベント司会などいろいろあります。

いつまでも若手と思っていた自分もすでにこの仕事をして10年以上。
もはや中堅どころです。
お〜こわっ。時の経つのは早いものです。

そんなこんなでアナウンサーの仕事とよばれるものは
ひとしきりやってきたつもりだったんです。でも否、でした。

というもの先日、初体験の仕事をしてきました。
それは小学校での講義。
大勢を前に一方的に話す講演会なら何度かしたことはあるのですが、
今回はそれではなく「授業」なんです。

区内のS小学校にて1,2学年を1クラス、
3,4年生を1クラス、5,6年生を1クラスとして
合計およそ3時間「きれいな日本語」について講義してきました。
こんな若輩者の私が「きれいな日本語」について語るなんて
おこがましいと思ったのですが、なにも格式張ったことではなく、
普段、自分が心がけていることを伝えればいいのだと思い、
「挨拶の大切さ」をメインに授業しました。

日々の生活で接することのない小学生。
今時の子は話しも聴かずしゃべってばかりいるなんてことはないかしらと
少々心配していたのですが、
そんな不安は子供達に会った瞬間吹き飛んでしまいました。
眼差しがまっすぐで、授業中もきちんと座って聴いてくれています。
子供達に参加を促す授業形態をとったのですが、
こっちが指すのに困ってしまうほど手もよく上がる。
みんなかわいい子たちばかりです。

子供達と楽しく勉強できたので、最後に御礼にモノマネを披露しました。
「おじゃる丸」と「松井秀喜選手」がうけたので、こちらもニヤリ。
実は来月もこの小学校で授業があるのです。
今度はどんなモノマネをしようかしらと考えるフッチーでした。
あっ、ちゃんと授業内容も考えてますよ。ふふふ。
11月24日
桶屋が儲かる?
近頃めっきり寒くなってきましたね。
北風ピープー吹いてきて、首をすぼめて歩いてしまいます。

風が強く吹くと髪が乱れて困ることもしばしば。
私はただでさえ猫っ毛の癖毛で、ぐっちゃぐちゃにみえてしまうので
そういう強風の日は、家を出るときから髪を結んでしまったり、
お団子状にしたりして防御策を練っているのです。

ところで、先日、駅のホームでみかけた高校生の男の子。
手には手鏡!
痴漢事件ではありません。

手鏡を手にして、立ちながら自分の顔と髪を一生懸命チェックしているのです。
女性がコンパクトを出して人前で化粧する姿も興ざめですが、
男子高校生が手鏡で髪型を気にしている様も同じに思えました。

身だしなみをキチンとするのは本来素敵なことなのに
それを人前でやっちゃあ粋じゃないですよね。
感じ方の差かしら。
11月17日
ラジオパーク、ご来場ありがとうございました!
先週末行われた『ザ・ラジオパーク2007in日比谷』には
両日ともにたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。

女子アナ握手会&撮影会では
日頃直接お目にかかれない皆さんと
間近でお会いできて嬉しかったです。
「頑張ってね」「いつも聴いてるよ」など、
こちらも元気をいただきました。
通の方は「赤ちゃん元気?」なんてお声をかけてくださる場合も。

握手会もさることながら、盛り上がったといえば『青空寄席』!
ご覧いただいた方には満足していただけたのではないでしょうか。
日芸、慶應、中央の現役落研学生さん3人に、吉田アナ。
〆は本業、春風亭一之輔さん。
おっと誰か忘れてはいませんか?
そう我が番組の師匠、栗村智アナが
今まで何十年と封印してきた落語を解禁したのです!

番組の女房役アシスタントの私としては、
大失敗したらどうしようと気が気じゃなかったのは言うまでもありません。

そんな不安をよそに、我が師匠は淀みない口調で
『鼻ほしい』を演じきったのでした。
あぁ〜残念、生で観たかったというあなた、大丈夫です。
きっとこの高揚感を忘れられず栗村アナは来年も高座に上がりますから。
11月10日
とろけるっ!
先日、親戚が我が家へやってきました。
久しぶりに会う、なにかとこだわり派の“はとこのお兄ちゃん”です。
「今朝、せっかくだからと思って築地に行ってきたんだよ」と。
その日のお土産は『大間産のマグロ』でした。

大間のマグロといえば、
以前、高級志向の友人とお寿司屋さんに行って
お会計の時になって目が飛び出るほどの値段を言われた思い出が。。。
苦い経験が頭をよぎると共に、あの美味しさがよみがえってきました。
大間のマグロ、あぁ、なんて甘美な響き。
ほどよく脂が乗った中トロの美味しいこと美味しいこと。
あのマグロを親戚のお兄ちゃんが“さく”で買ってきてくれたのです。
きめ細かな脂肪がちりばめられたマグロはまるで宝石のよう。
さぞや美味しかろう。

「よし、切るぞ」とお兄ちゃん。
はい。と包丁を手渡すと、切れ味を確かめ、難しい顔に。
あ〜包丁研いでいなかったと思ったのも後の祭り。
慌ててお皿の裏を使って研いでみても、少々の差くらいにしかなりません。
あぁ悲しきや、我が家には大間のマグロに見合う包丁がなかったのです。
すまぬお兄ちゃん。そしてすまぬマグロ君。
切れ味が良かったら、より美味しかったろうに。
包丁はそれなりでも、マグロは本当に美味しかったです。
大間のマグロ、ばんざ〜い!

ところで、今週の「あの人この旅この人生」には
築地のマグロのプロが登場します。お楽しみに。
11月 2日
いつかの味は
近頃めっきり寒くなってきましたね。

先日、少し声が、いがらっぽくなり、
あやしいな、風邪の引き始めかなと思っていたら、
母がこれを飲みなさいと袋をくれました。

袋には『4食入くずゆ』と書いてあります。
なかば強制的に熱湯にくずゆの素を溶かされ口元に。
親ってこういう強引なところが
“まさに、親って感じよねぇ”などと考えながら一口すすると、
あっというまに体中が暖かくなりました。

そういえば、子供の頃は「くず湯」が大好きでしょっちゅう飲んでたっけ。

「お母さん、くず湯飲みたい!」
「ちょっと待ってね。ハイ」
と母はササッと作ってくれました。

でも、今から思い返してみると、
ウチにくず湯の素なんか常備していなかったはず。
あれは片栗粉にお砂糖を入れただけの
「偽くず湯」だったに違いない!

でも、そんなことはどうでもいいの。
そのくず湯で心も体もぽっかぽかだったのだから。
 
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