1242 ニッポン放送
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みのりの日記
増田みのり
淵澤 由樹
 
diary
2月23日
するどい切れ味
こだわりやの従兄弟がプロ仕様の出刃包丁がほしいと言い出したので
私の知り合いを訪ねることに。
Oさんの実家は創業70年以上の歴史を持つ刃物問屋さん。

お店には箱に入った包丁やはさみなどがうずたかく積み上げられています。

従兄弟は左利きなので、それ用を見たいと注文。
私は左利き用の包丁が存在すること自体知らなかったので
まず一つ目の驚きでした。

従兄弟を悩ませたのが包丁の材質。
いわゆる和包丁のはがねの物か、ステンレスのものか。

社長によると、はがねは切れ味抜群だが錆びに注意が必要だし、
ステンレスは錆びには強いが切れ味ははがねよりは劣るとのこと。

切れ味を優先させた我が従兄弟ははがねの和包丁を選択しました。

すると今度は切れ味を保つための砥石が気になり、
いろいろ見せてもらうことに。

かなりお高い天然石も保管されていて
拝ませてもらいました。
粒子が細かそうな石は見た目にも高価なことは想像つきますが、
値段を聞いて目が出ました。

手のひらを二つあわせたくらいの大きさの物が400万!
いい石はなかなか採れないんだとか。
石は奥が深いと言いますが、本当に驚くばかりです。

こりゃどう転んでも買えませんとたじろぐ我々に
社長が数千円の天然石もあるよとフォローのお言葉。

砥石はまたあらためて考えるということにしました。

結局2本の和包丁を15000円ほどで購入した従兄弟。
お目当ての左利き用出刃包丁を手にして
早速今夜は魚料理だなとニンマリとしていました。

私は従兄弟の作る美味しい魚料理に今後ありつけることを楽しみに、ニンマリです。
2月15日
ホットな飲み物
先日、某ドーナツ屋さんにいたところ、
私の隣のお客さんが「コーラ」を頼んでいた。

それだけならなにも不思議なことはないのだが、
「ホット」で注文していた。

一瞬、自分の耳を疑ったが
何度も念押ししてホットコーラと言っているのが聞こえる。
そうなるとどんな人が頼んでいるのかとか
店員さんの反応やらが気になるので一部始終みていた。

注文しているのは50歳くらいの男性。
なぜ、ホットコーラなのかインタビューしてみたいが
そんな勇気はない。

意外にも店員さんはさほど驚くでもなくハイと受け答え、
たんたんと作業している。
どうやってホットにしたのかは見えなかったが
湯気のたったコーラが出てきた。
おじさんは満足そう。

基本的には炭酸飲料を加熱したら、炭酸はとんでしまうはず。
美味しいのかな?

気になったので、インターネットで調べてみると
「中国では風邪のときに飲む」という説や
「香港の喫茶店にはメニューとしてあるらしい」ということなどがわかった。

試そうと思えばすぐ試せる「ホットコーラ」

私は・・・冷たいのがいいな(笑)
2月 9日
醤油日記
なぜか醤油をよくもらう。
親からも友人からも。
以前は誕生日プレゼントにもらったこともある。

ソースやドレッシングはもらわないのに醤油はもらう。
とにかくもらう。

醤油好きと思われているのか、醤油をあげたくなる顔をしているのか。
日々使うものなのでありがたいがそれにしてもの量である。
なくなりそうになると、テレパシーが周りに飛んでいくのか、
醤油をプレゼントされる。
そうそう醤油工場の取材に行ってお土産に3本いただいたこともあった。

醤油の神様がきっと味方なんだわ。

今、ウチには2本の醤油がスタンバイしている。
「いつ出番がくるのよ?」と、
してもいないのに醤油ボトルが首を傾げて
人待ち顔のようにもみえる。

あんまり出番を待たせてもなぁと私は気掛かり。
賞味期限てものもあるしね。

ふと私がよく買うものを思い浮かべた。
ぽん酢だ。
冬場、よく鍋をする。
ぽん酢は買うのに、醤油は家にたくさんある。

似ているこの両者。

そこで考えた。

この醤油をぽん酢にしてしまおうと。
醤油に市販の白だしと柑橘酢を足してみたら、
あらびっくりぽん酢に変身!

かくして醤油は出番が増えて多忙しというわけである。

ピンポーン♪
「宅配便です!」
あっ、また母から醤油が届いた。
2月 1日
目の前でみてるのに
先日、仕事を通してお友達になった方々との新年会に出席しました。
来ているメンバーが、地元商店街のリーダー、元オリンピック選手、
元・プロ野球選手などなど多才な方ばかり。
中にはマジシャンのCさんもいました。

Cさん、ステージもないのに、
目の前で鮮やかな手品をみせてくれました。

店にあった“割り箸”をつかっての技。
割り箸を横にし、こちらが端と端とを空中で持ちました。
私の指輪を貸し、Cさんに渡すと、なんということでしょう。
あっというまにその割り箸にぶら下がっているのです。
どうして???
何故なの?
指輪に切れ目もないのに。
もちろん割り箸にだって細工する時間なんてありません。
観客は目が点です。
ふ〜すごいなぁ。

こうやって人を驚かせ笑顔をにさせることができたら
毎日楽しいでしょうね。
マジシャンってなんて素敵なお仕事なのかしら!
1月25日
子供たちに学ぶ日本語
以前、この日記にも書いた
小学生にきれいな日本語を教える授業が、先日またありました。
今回は2年生からスタートです。

「わー、フッチー先生!こんにちは!」
体育座りした子供たちから声が飛んできます。
嬉しい!挨拶は基本よね。
気持ちよく授業できそうです。

今回はまずはじめに紙芝居を読むことに。

「紙芝居をなまでみたことがある人?」と聞いてみると
返事が「なまってな〜に?」と。
慌てて、テレビとかじゃなくて、
こういう風に目の前でみたことがあるかな?と言い換えました。
普段何気無く使っている言葉が伝わらないことがある
というのを改めて認識しました。
こっちが勉強になります。

サルやヤギ、うさぎがでてくる紙芝居は大好評。

次は二人一組になって
子供達にコマーシャルをやってもらうことにしました。

例えば、こんなコマーシャル。

①「ママ、今夜はSハンバーグが食べたいな」
 「ただのハンバーグじゃなくて
  Sハンバーグ!
  Sハンバーグ!」
 
②みんな大好き Sハンバーグ
 おべんとうにもおすすめです。

言い方は自分なりに工夫してもらいました。
力強い食べたいな!だったり
軽やかな食っべたいなっ!だったり、
ほっぺがおちるような仕草付きの食べたいなだったり。
たんたんと読む子もいます。でもそれでいいと思います。
一人一人個性があって楽しいコマーシャルができました。

人に何かを伝えるっていうことを
少しでも考えてくれたら、
それで十分成果はあったのではと思います。

最後に子供たちからリクエストが。
「フッチー先生、おじゃる丸やってぇ」

そこで、私はモノマネしながら
自分の気持ちを込めました。
「友達や家族といっぱいいっぱいお話ししてね。
みんなと一緒に勉強できて楽しかった。また会おうね」
 
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