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2022.10.27

10月20日(木)放送 みなと元町内科クリニック 笠木伸平院長

みなと元町内科クリニック 笠木伸平院長

1977年のお生まれ。
2001年、神戸大学医学部医学科を卒業。
その後、アメリカ国立衛生研究所に留学。
帰国後の2018年に「みなと元町内科クリニック」を開業。


竹内:今日は神戸からお越しいただいて、東京までだとどの位かかるんですか?

笠木:新幹線で三時間弱ですね。

竹内:東京に来ることってありますか?

笠木:ありますね。

竹内:それはなぜですか?

笠木:色々と勉強しに来たりとか。薬を使わない診療をやろうとした時に、いろんな技術を身につけたり、アップデートしたりしていかないと、クオリティが高いものを提供できないので、しょっちゅう東京には勉強しにきています。

竹内:素晴らしいですね。ちなみに神戸はどの辺に病院があるんですか?

笠木:ハーバーランド、神戸ポートタワーのすぐそばですね。

竹内:思いっきり神戸ですね(笑)

笠木:観光スポットのど真ん中にクリニックがあるって感じですね。

竹内:お医者さんになろうと思ったきっかけは?

笠木:お爺さんが医者家系っていうのがあって。僕もともと研究が大好きな人なんです、父も研究が好きで、ずっと一緒に病院についていたりとかしたので。

竹内:研究ってどういうことですか?

笠木:医者をやりながら臨床研究とか、いわゆる試験管を振りながら。基礎研究とかをずっとやっているうちにそれが当たり前みたいな楽しそうやなっていうのが。

竹内:プロフィールで中アメリカ国立衛生研究所に留学されたっていうのがあるんですけれども、これは何をされていたのですか?

笠木:色々世の中に難病ってあるのですが、免疫の異常でなる難病ってあって、その免疫の異常を正すっていう治療法を開発していました。なるべく薬の副作用っていうのが医療でなくなったらいいなって思っていて、薬の副作用をほぼほぼゼロにするような、そういう難病を治す治療っていうことに特化して研究したんです。

竹内:副作用をなくすってことですか?

笠木:副作用をなくす、かつ難病が治るっていう両方の観点から研究していました。

竹内:それって可能なんですか?

笠木:まだ研究が進んでいる最中ですけど、特許は取れたので、それなりに世界で広まっていくのかなと思っています。

竹内:それをアメリカで研究されてたんですね。

笠木:得られた体験、経験を持ち帰って活かそうと開業したっていう感じです。

竹内:なんで開業しようって思ったんですか?

笠木:検査の部長、副部長をやってる間に、幹細胞研究の成果が出てきて、臨床に応用したら面白いなと思っていました。保険診療の限界をそのとき知っていましたので、自分の知見を活かして自由に保険診療を超えて救える人を救う、そんなクリニックにしようかなっていう感じで開業しました。

竹内:保険診療に限界があるっていうのは、どういう?

笠木:例えば保険診療ってどこで誰が受けても同じような治療を受けれるっていうメリットがありますけど、逆にその枠を超えちゃいけないので、枠内で治らない人って山ほどいる。

竹内:もっとお金を掛けないといけない病気もありますよね。

笠木:ちょっとやり方を変えたらめっちゃ完治するのにっていう人が結構救えそうだなっていう感覚があって、そういう人を救えるようなクリニックとういうか。結局薬を使うっていうのは保険診療の範囲を使って、薬を使わないっていうと保険診療外になっちゃうことが多い。

竹内:いまの考え方って未病っていうジャンルに括られるんですか?

笠木:そうですね。

竹内:未病っていうのは何ですか?

笠木:病気になる前は、皆さん健康と思うと思うんですけど、健康から病気になるまで、急に病気になるわけじゃなくて、段々と体の調子がおかしくなって、調子がおかしくなる、健康でも病気でもないのが未病。

竹内:確かになんか分からないけど、ダルいとか、定期的に頭痛がとか、ありますよね。そういうことを診ていくことを中心にやってらっしゃるんですか?

笠木:そうです。

竹内:みなと元町内科クリニックでは、自由診療というか保険外のものも多く提供されているそうですが。

笠木:提供しています。

竹内:それを求めていらっしゃる患者さんも多いのかなと思うんですけれども、例えば先生がご覧になった患者さんで、これはなんでだろうって原因が分からなかった末、分かったみたいなケースってありますか?

笠木:あります。自分が見落としていたって言えば変ですけど、そこまで見えなかった事がありました。最初に血液検査をして、血液中の栄養素は全部大丈夫でした。首がストレートネックで真っ直ぐになっていたので、それで体調が悪いんかなと思ってたんですね。でもそれが実は過去の怪我から、足の怪我が理由でそういう風になっていた。

竹内:足の怪我が。

笠木:まさか僕も普段の忙しい臨床の中で、なかなか足のケガまでは話を聞いてなかったなっていう教訓でした。無茶苦茶過去の足の怪我が原因で、膝とか骨盤の歪みに広がり、背骨のゆがみになって、どんどん上に上がっていく感じで首が歪んでいった。そして、足を治したら良くなったっていう。

竹内:治せたんですね。

笠木:そうです。足の古傷によって起こったものなので、筋肉を整えたら歩き方がマシに良くなってストレートネックが良くなるとか。

竹内:へえー。

笠木:全然違うところに理由があったとか、目から鱗でした。

竹内:だから丁寧に患者さんの話を聞くっていうのは大事なんですね。

笠木:めちゃくちゃ大事です。

竹内:過去の話まで聞かないといけないですね。

笠木:そうです。リピートさせたくないので。

竹内:それは医者としてのこだわりですか?

笠木:まあまあなるべくリピートさせないということは、完治しているってことになるので。患者さんがリピートしているってことは何か自分が気付いてないってことがある。

竹内:確かに。

笠木:治せていないところがあるっていう事になるので。

竹内:素晴らしいですね。

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