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2022.05.26

5月19日(木)放送 合同会社ネオリバース 代表 小湊敬済

合同会社ネオリバース 代表 小湊敬済

1981年、大阪府堺市出身。
高校卒業した後、不動産会社で数年間勤務。
2020年、合同会社ネオリバースを設立し、代表に就任。
契約までオンライン上で完結できる無店舗の不動産事業と、
腕時計のシェアリング事業を行っている。


竹内:大阪からお越しいただいて。

小湊:はい。大阪から来て大阪に帰ります。

竹内:ノリが本当に関西だなっていう感じですね。

小湊:大阪から出たことがあんまりないんで緊張しています。

竹内:合同会社ネオリバースは、2020年に設立されているので、2年くらいですよね。でも凄く面白い内容だなと本当に興味深いですけれども、オンライン上で完結できる不動産事業と腕時計のシェアリング事業。どちらもやっていらっしゃるんですね。

小湊:そうなんです。

竹内:まず不動産事業なんですけれども、オンライン上で出来るって。

小湊:ちょっと変わってますよね。変わってるというか、いずれは、そうなるとは思うんですよ。今って、不動産屋さんに行って、物件を契約して、見に行ったりとかしてっていうのが当たり前というか、主流だったんですけど、物件て、この不動産屋さんに行って見る物件と隣の不動産さんの物件も一緒なんですよね。取り扱っている物件が。

竹内:あ~、そうですよね。

小湊:だったら、一番安い不動産屋で借りたいっていうのが本音で。不動産屋によると、見積書をもらった時に、本当はかからない費用を乗っけられてたりとか。素人の方って絶対分からないです。

竹内:敷金礼金からそもそも違うじゃないですか、不動産屋さんによって。

小湊:僕も実際に不動産屋で何年か働いて、しみじみ分かったんですけど。その中の費用が営業マンの給料になるとか、売り上げになるとか成績になるとかっていうのがあって、それがお客さんの負担になってるんです。それやったら、全部取り除いたらめちゃくちゃ安くなるんですよ。ただ、それをしてしまうと不動産屋の儲けもなくなるし、経営をやっていかれへんっていうので、うちは店舗を持たない。だから経費が一切かからない。

竹内:そっか、そこが削れているんですね。

小湊:結局、その大家さんが困るのって、家賃を受け取れないことじゃないですか。でも家賃も保証会社っていうのがあって、全部そこがもうカバーしてくれるので。あと、部屋の片づけとか、それも全部保証会社の範囲内なんですよ。

竹内:そうなんですね。

小湊:結局、不動産会社ってあんまり負担がなくて、実は周りにいっぱいサポートしてくれるところがあるので。

竹内:そこに目をつけられたっていうのは、もともと不動産会社に勤務されていたから、そういうのも全部知っていて。

小湊:そうなんですよ。そこから独立して、一度、店舗をちゃんと構えて不動産屋みたいな形でやってたんですよね。従業員も何人かでやっていたら、やっぱりまあまあ難しくて。有名なお店じゃないっていうのもありますし。

竹内:名が知れているところに皆さん行きますもんね。

小湊:おっしゃる通り、そうなんですよ。駅前のよく聞いたことがある不動産屋に入るのが当たり前なんで、2~3年で廃業してしまって。いろんなことを学んだんですよ。こんだけ経費がかかって、従業員にお給料払って難しいなっていうのもあって。

竹内:大変そうですね。

小湊:めちゃくちゃ大変でしたね。色々勉強というか、その経験がなかったら今の発想も生まれなかったですし。

竹内:その後、どうやって立ち直ったんですか?

小湊:結構無職の期間長かったです、2年ぐらいは働いて無くて。

竹内:え~、何をしていたんですか?

小湊:そん時の貯金崩して生活したりとか。何かやりたいなってずっと思いながら、アイデアだけをずっと書いていったりとか、めちゃくちゃ計画して。もう絶対失敗したくなかったんで次は。

竹内:そっか、そのために綿密に計画を立てて。

小湊:そうですね。

竹内:その時に、無店舗の不動産事業をやるっていうのと、腕時計のシェアリング事業をやるって、構想を練ったんですか?

小湊:2020年なんで、コロナの真っただ中の頃なんで、それがちょうどマッチングしたと言うか、お客さんが不動産に足運ぶのも怖い、対面するのが苦手な時期だったんで。

竹内:コロナの前から考えていたことが偶然。時代の流れを先読みしたということでもありますね。皆さんが聞きなれない不動産の形態ですけど。どうだったんですか、走り始めたころの反応は。

小湊:僕らは、契約がオンラインでできるのは当たり前と思ってるんですけど、お客さん自体はもちろん慣れてないんです。物件の案内も一切しないんですよ。一番望んでるのは見に行って欲しいんです。他の不動産屋とかいっぱい見て、いい物件とか見積書とか、いっぱい貰って来てくれたのを安くするのが一番スムーズで簡潔にできるので。これ費用を乗っけられてますね、ここは高いですね、礼金をちょっと下げられますよとか。この感覚が馴染むか馴染まないか。電化製品とかを見に行って型番だけ控えて家に帰ってアマゾンで買うみたいな。

竹内:あ~はいはい。

小湊:それが不動産でもそうしてくださいよっていう。

竹内:安ければそれだけありがたいですもんね。あとは時計のシェアリングなんですけれども、こちらも事前に計画していたことの一つということですよね?

小湊:シェアリングっていうのは後付けなんですけど、最初は、時計のレンタルサービスっていうのがあって、それを見つけてこれ面白いなと。今ではサブスクリプションっていう、月額制で毎月一万円とか払って好きな時計を付けれるとか。

竹内:はいはい、やってますよね。

小湊:今で言うたらもう何でもあるじゃないですか、車のサブスクもあればね。ただ、それをしてしまうと、時計の在庫を持たないといけない、仕入れもしないといけないんですよ。

竹内:そうですよね、そこで出費がありますもんね。

小湊:そこを回避するのはどうすればいいかってなったら、時計を提供してくれる方を探せばいい、時計を貸したい、使っていない、タンスの中に眠ってるとか。そういう方がいらっしゃったら、その時計を預かってそれを貸し出すだけなので、経費がここもかからない。

竹内:あ~そっか。ホームページも見させてもらったんですけれども、いろんな種類の時計がありますね。私が憧れているIWCとかパテック フィリップとかもあって、もちろん、SEIKOさんとか。あれだけ集めるっていうのは、借りる人もいるということですよね。

小湊:そうですね、やっぱり人気があるのはロレックスですよね。男性だったらね、最初に購入した一本を持っている方も多いので。で、それをまた今持ちたいという方も多くて。

竹内:どんな方が借りて、どういう場で付けられているんですかね?

小湊:借りられる方は様々ですね。サラリーマンの方もいらっしゃれば、上場企業のステータス高い方もいらっしゃるし。今の若い方って使いたい時だけする。友達の結婚式に行く時とか、披露する場だけあればいいっていう。

竹内:今後の小湊さんの目標は?

小湊:まだ2年なんで、皆さん、預けてくださってる方が一番不安なところがそこだと思うんですよね。企業って2年以内の倒産がすごく多くて。

竹内:そうなんですか。

小湊:確か90%くらいは2年で倒産するんです。だから生き残るだけですよね。基盤だけしっかり整えて、預ける方の不安をなくして、ここやったら大丈夫。こう思ってくださるところを目指すだけです。

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