南原清隆のスポーツドリーム

ニッポン放送「トヨタスポーツドリーム」(12月13日放送)。

プロフィール：（あべ・しんのすけ）1979年3月20日生。千葉県出身

「キャッチャーとしてピッチャーをうまくまとめていくのは大変ですよね？」
阿部「ガツンと言っていいタイプとだめなタイプがいたり、
おだてて伸びるタイプがいたり、そういうのを見極めるのが大変です。
たとえば内海投手は、おだてておだててドーンと1回潰してやんないと
だめなんです(笑)。向こうも“なにコノヤロー！”と思っているはずですけど」

「山口投手や越智投手は？」
阿部「来年が心配ですね。二人が調子良くて後半どんどん投げて、
ああいう緊迫した試合というのは疲労が凄く来るんです。
いくら若いとはいえ、ピッチャーの肩は消耗品なので」

「何か二人にアドバイスは？」
阿部「”練習するな”と言っています。気分転換しろと。だけどおもっきり
秋のキャンプに参加してました(笑)。“おい！”と思いましたけどね」

「キャッチャーは人によって接し方を変えないといけないので大変ですね」
阿部「マウンドに上がると舞い上がったりとかするピッチャーもいるんです。
昔いた某ピッチャーなんですけど、1アウト2塁で“スクイズあるよな？”
と言われたんですよ！最初僕がびっくりして、“えっ？”と思って、
“ランナーセカンドです”と言ったら“そうだった！”と。
自分の中で勝手にピンチの状況になっちゃってるんです」

「今年の巨人は何が変わりましたか？」
阿部「ラミちゃんとか入ってくれてチームが明るくなりましたね。彼はすごく
僕らの事も見てくれてますし、僕はロッカーが隣同士だったんですけど、
調子が悪かった時はラミちゃんから
“慎之助の調子のいい時はこうやって打ってたよ”とか、
通訳を通じてですが簡単なアドバイスをもらって、
それから調子が上がっていきました」

オンエア曲
藤岡藤巻と大橋のぞみ「崖の上のポニョ」

対談を終えて
南原「現役選手ならではのチームの雰囲気が伝わってきて、
臨場感がありました」