【スタッフMの番組報告】
先日、番組の構成作家の知り合いに「国際ロマンス詐欺」にあってしまった人がいて、その身近さを感じたばかりですが、今回のゲストはそんな「国際ロマンス詐欺」の手口を研究して、被害者を増やさない啓蒙活動を行ったり
被害者の心のケアも行う団体をご紹介しました。それが、CHARMSです。代表の新川てるえさんに、たくさん教えていただきました!
心理カウンセラーの資格もお持ちの新川さん。とにかく収録中、1本の啓蒙動画を見ているかと錯覚してしまうくらいに、お話が上手で…。「え、これも詐欺?」「え、こんな手口も?」と、もし自分の身におきたら、まんまと騙されてしまうかも…と本当に思いました。
昨年1年間の被害件数は1575軒総額177億円、と、ニュースで聞いたときは、心のどこかで
「そんな簡単に騙されるのー???」と半信半疑でした。おそらく放送を聴いていたいた方もそうだったと思います。ですが、最近の闇バイトによる強盗事件などもそうですが、犯罪の手口はSNSを駆使して本当に多様化、複雑化しているため、知らないうちに犯罪の渦のなかにいることもある、怖い時代なんだと、新川さんのお話で痛感。
コロナ禍で、人と人が直接会ってコミュニケーションを取ることが減り、代わりに世界中の誰とでも気軽に繋がれるようになりました。しかも、昨今の積み立てNISAのような投資ブームがあいまって、SNSを使った投資型の詐欺が横行しているんだとか。
もちろん、きちんとしたものもあり、それによっていい人間関係を築けている方はいいのですが、男女の出会い、
投資の世界、そうしたものが絡み合って、気づいたら騙されてお金をとられた・・・という方がたくさんいるんだそうです。
悲しいですが、新川さんも「今はどのSNS、言語学習アプリにも、詐欺師はいます!!!」と強調していました。素人が詐欺師を見抜くことは相当困難な時代、自分は大丈夫!という「自信過剰バイアス」は捨て、自衛していかねばいけません❕・・・新川さんが乗り移ってきました(笑)
そして、こうした詐欺にあって落ち込む人にさらにつけ入る二次被害も横行しているんだそうです!
この詐欺は海外にお金が流出している時点で、もう戻ってこないことがほとんど、それでもやはり諦めきれない人に「取り返してあげます」と、近づき、多額の着手金を要求してくる弁護士(本物も偽物も)がいて、新川さんは
戻ってこないとわかっていてそんなことを言ってくるわけだから、これは二次被害だ、と訴えていました。
本当に、どこに罠があるかわからない・・・。
これだけわかりやすく事例とともに、対策も紹介してくれた新川さんのお話、これを聞いて、いまSNSで繋がっている人に怪しいな、とか、疑念が少しでもある方は、ぜひぜひ慎重に行動を…。
これからクリスマス、年末年始(今年は最大9連休とか・・・)という時期には、出会いの場も広がったり、イベントも多くなるかと思います。なんでも疑ってかかるのは私も好きなほうではありませんが、自分の脳よりはるかに上を行くAIたちもいる今の時代では、そうも言っていられません。
今回はまさに、今の時代の生き抜き方がつまった収録でした!!!
新川さん、ありがとうございました。
CHARMS 公式HP