1月1日 放送>

 

あけましておめでとうございます!

本年もサンデーオトナラボをよろしくお願い致します。

 

 

新年最初のゲストには

演出家宮本亜門さんをお迎えして、

鴻上さんと演劇について語りました!

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【宮本亜門さんについて】

 

195814日生まれ、東京都出身。

実家が新橋演舞場の近くだったということもあり、

幼少のころからお芝居に触れ、日舞などを学んだ亜門さん。

大学は演劇科を専攻するものの、中退し1980年にダンサーとしデビュー。

その後、出演者、振付師を経て、2年間ロンドン、ニューヨークに留学。

帰国後の1987年にオリジナルミュージカル「アイ・ガット・マーマン」で

演出家としてデビューしました。

 

ミュージカルのみならず、ストレートプレイ、オペラなど、

幅広いジャンルで演出をてがけ、活動の場を国内外へ広げています。

2004年には、ニューヨークのオンブロードウェイにて"太平洋序曲"を

東洋人初の演出家として手がけ、トニー賞の4部門でノミネート。

2011年には神奈川芸術劇場の芸術監督に就任。

こけら落としで「金閣寺」を上演。

今年、25周年を迎えた「アイ・ガット・マーマン」が再び甦ります。

 

―もともとはダンサー志望だったそうですが、演出家になったキッカケは?

高校生のときに引きこもりだったんですが、

音楽を聴くと、1人の部屋でジャンプしてしまうぐらい

ダンスが好きだったんです。

高校卒業後にダンサーになって、そのあと演出家になりました。

ブロードウェイでは、

ダンサー ⇒ 振付師 ⇒ 演出家というコースがあるので、

演出家になりたくて、ダンサーになったという部分もありますね。

 

 

―引きこもりから演出家に!劇的に人生観が変わったのは?

引きこもっていたころ、音楽を聴いていて浮かんでくるイメージを

どうしても「表現したい」「視覚化したい!」と考えて、

演出家になろうと思いました。

いつか演出家になりたいと思いつつ、ダンサーをしていたのですが、

なかなか演出家になれず。

29歳のときに、「アイ・ガット・マーマン」を手掛けたことが、

演出家の最初でした。

 

―ダンサー時代は、生活は苦しくなかったんですか?

ダンサーとしても生活はできました。

ですが、自分のやりたいのはあくまで「演出家」だったので、

演出家になるまでは自暴自棄になりそうでした。

ダンサー時代も、稽古場に残って、演出家の指示を観て

「自分だったらこうする」と違うプランを描いていました。

 

―ダンサー時代は、事務所に入っていたんですか?

フリーでしたよ。

全部オーディションを受けて、どんどん仕事がつながっていました。

 

―それは、合格しまくったってこと!?

そうなんです。僕、ダンスうまいですよ(笑)

 

―ダンサーとして成功してたけど、演出家になれないから自暴自棄に?

ダンサーで成功するにつれて、

「あぁ、自分のやりたい事はできないんだ」と思うようになりました。

舞台に出たときに、踊ってる喜びはあるんですけど、

お客さんの歓声に対して感動が無かったんです。

「自分は出演者には向いていない」と決断して、

自分の貯金と、親父から借金をして、

「アイ・ガット・マーマン」を始めたんです。

 

―すぐに演出家として仕事がつながりました?

最初はお客さんが入らなかったんですが、

「アイ・ガット・マーマン」を再演した時に、口コミで、

テレビ関係者とか、いろんな人が観てくれるようになったんです。

そこから演出家の仕事につながっていきましたね。

 

―その再演がなかったら、いま「演出家・宮本亜門」は居なかった?

そうでしょうね。

「アイ・ガット・マーマン」を上演したあと、初日はガラガラだったんです。

それを観て親父が「これでダメなら、あきらめよう」と、

実家の喫茶店を継がせるつもりで、僕に「経営者の本」を渡してきましたからね。

 

 

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【ミュージカル・ドリームガールズについて】

 

ミュージカル「ドリームガールズ」大好きなんです。

2回観ました!

「こんな人間たちが居るのか」と感動しました!

演出家が「コーラスライン」を作ったマイケルベレットなんですけど、

彼もダンサーから演出家になった人物なんです。

このミュージカルは、セットがダンスをするんですよね。

生で観たあの興奮は、一生忘れないでしょうね。

 

―ほかの演出家を観て、刺激をうけることはあるんですか?

それはもちろんあります。

演出家によって発想は違いますから、

おなじ台本によっても、全然ちがう作品になりますよ。

演出家が演出をしている現場を、

ほかの演出家は見る機会はないんですけどね(笑)

 

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【日本と海外 演劇の違い】

 

―宮本亜門さんは海外でも活躍されていますが、

日本と海外の違いはありますか?

日本は舞台のスケジュールが早いんですよ。

だいたい2年前に、スケジュールが決まるんですけど、

「自分が2年後にどうなってるか」なんて解らないじゃないですか。

だから、大変ですよね。

海外はだいたい半年前に、舞台のスケジュールが決まるんです。

そこは大きな違いですよね。

 

―そのほかの違いでは?

演劇について、雑誌や新聞が熱心に取り上げるんですよ。

いい作品も、悪い作品もなんです。

プレッシャーでもあるでしょうけど、

「生活のなかに演劇があっていいな」と思いますね。

 

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【女優・岡本玲からの質問】

 

―どうすればオーディションに受かりますか?

そのオーディションが何を求めるかによって全然ちがいますよね。

僕の場合は、ちょっと変わった人が好きなので、

普通の人は落ちてしまいますよね。

オーディションは、「制作側の配役の都合」だけで選んでいるので、

そんなに落ち込むことはないですよ。

いろいろ受けてみると、どこかで何かの出会いがあると思います。

 

海外では、オーディションに落ちると、

「アンタは見る目ないわね!」と怒って出ていく役者さんが多いです(笑)

 

 

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宮本亜門さん 作・演出の

ミュージカル「アイ・ガット・マーマン」25周年記念公演

13日~19日【日比谷シアタークリエ】で上演中です。

 

元気の出るミュージカルです!

 

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Twitter担当・美人スタッフなっきー!

休憩中にお餅...ではなく、シュークリームに夢中のようです★

 


来週18日のテーマ

2012年・グランプリ男の大いなる野望】

去年、ある大会でグランプリを獲得したチャンピオンが、

サンデーオトナラボに初登場!

THE MANZAI」か?「なでしこJAPAN」の監督? 

それとも...?一体どんなチャンピオンが登場するのか? お楽しみに!!