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【山田さんの経歴について】

 

山田和史さんは、現在33才！

「さんだぁす」というお笑いコンビで活動しています。

もともと、NHKのディレクターさんでした！

相方といっしょに「経験の１つ」として、就職活動をしたところ、

山田さんがNHKに、

相方が大阪の朝日放送に内定を。

NHKで働きながら、芸人として漫才をやっていたところ、

2005年のM-1グランプリで準決勝に進出。

「他局のイベントに出るのは問題。

お笑いをとるか？NHKをとるか？」と決断を迫られ、

お笑いをとることを決断！

 

しかし、朝日放送はM-1グランプリを放送している放送局なので、

辞める必要もなく、相方さんは今も朝日放送で働いているそうです。

 

その後、選挙カーで候補者の応援を呼びかける

「ウグイス嬢」の男性版「カラス」をやっていた山田さん。

候補者のマニフェストを声高に叫んでいるうちに、

「自分も世の中を動かしたい」と考えるようになり、

就職活動の塾を始めることにしたそうです。

 

山田さんが京都で開いている就職活動のための塾「刮目塾」

 

面接の練習や、自己PRを教えているわけではなく、

「就職面接のときに、嘘をつかなくていい大学生活」を指導している

場所なのだそうです。

 

―NHKはすごい競争率だと思うんですけど、どんなアピールをしたんですか？

エントリーシートに、「時代」というタイトルの作文を書かせる欄があったんですけど、

そこは「時代」というタイトルのコントを描いたんですよ。

「NHKの番組について、どう思いますか？」という欄には、

「爆笑オンエアバトルについて～」と、お笑いを全面に出しました。

 

「自分はこういう人間である」というのを明確にしたのが大きかったと思います。

 

             

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【刮目塾について】

 

―山田さんが開いている「刮目塾」。

　この春の就職内定率が100％だったということですが・・・・

内定率100％自体は難しくないと思うんですが、

問題はどこの内定を取れるかだと思うんです。

第1志望内定率を重視しているんですけど、

今年卒業した子が、42%

いま大学４年生で、来年卒業する子たちが、58%ですね。

 

―生徒は何人ぐらいいるんですか？

１回の授業で会うのは、100人を超えるんですけど、

7つのカリキュラムすべてを受ける子は50人くらいですね。

 

―７つのカリキュラム、どんな内容なんですか？

いわゆる自己分析を時間をかけてやっています。

僕は「戦力分析」と呼んでいるんですが、就活生は

「そろそろ履歴書を書く時期だぞ」という時期にあわてて取り掛かるんです。

 

でも、その時から始めるのは遅すぎるんですね。

早めに「自分の大学生活はこうだな」と戦力分析して、

「もっと、こういうバイトをした方がいいな」

「こういう事に取り組んだ方がいいな」という事に目を向けます。

 

―それは、いつまでに始めるんですか？

なるべく、２年生の６月までに来てほしいですね。

遅くても3年生の6月までですね。

 

―そこから、足らなかったものを足すんですか？

そうですね。夏休みが重要ですね。

人によっては、すべてをテコ入れしなきゃいけない人もいるので。

 

―どういうテコ入れですか？

今やってるバイトを辞めてもらったりですね。

面接のときに、「コンビニでバイトしてました」だと

そこで相手の興味が終わってしまう可能性がありますが、

「葬儀屋さんの宿直をしていました」とか

「熱帯魚屋さんで、にごった水をホースで移し替える仕事」とか、

相手に興味を持ってもらえるプロフィールを作らせます。

 

―それは、就活のために自分の生き方を変えるという事ですか？

本人がまったく興味ないことをやらせるわけではなくて、

たとえば、チアリーディング部に所属している女の子が

下で支える体力がなくて困っている...という事だったら、

「引っ越し屋さんでバイトしなさい」と勧めます。

チアの体力も付くし、

女の子で「引っ越し屋さんのバイト」という珍しいプロフィールもできるし、

お金ももらえる...と、良いことずくめなんです。

本人の生き方で「もっと良くできる」という事を指導しますね。

 

あと、大事なことは「お金をとれること」

フリーペーパーを作っている大学生はいっぱいいますが、

だったら「お金のとれる雑誌を作りなさい」と勧めます。

お金がとれる雑誌を作ろうとすると、自然と紙面の質は上がります。

面白くない無料のフリーペーパーを作るより、

300円でもお金が取れる、面白い雑誌を作ったほうが、

プロフィールとして、どっちが良いかという事ですよね。

 

 

 ―今、「自分がどんな会社に就職したいか解らない」という学生も多いと思うんですが。

そういう学生には、「デートに出かけろ」と言っています。

たとえば、

今年は震災の影響で、住宅メーカーを受ける学生が多いと思うんです。

だから「より強い住宅を作りたいです！」と言う学生には、

「だったら、被災地には行ってるよね？」

「近所のモデルルーム観て研究してるよね？」と聴きます。

やはり、実際に真剣に取り組んでみないと、本当に自分がやりたい仕事なのか？

わからないですから。...はやく気づかせてあげるのも就活だと思います。

 

 

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【自己アピールについて】

 

―「就職活動」には自己分析、自己アピールが大切だというお話が

　ありましたが、、、

　社会においても「自己アピール」をしていくことは非常に大切です。

　就職活動が生かせることはありますか？

 

だまって就活する子が多いんですよね。

たとえば、アナウンサー志望者だと「お前なんかアナウンサーに向いてないよ」

と思われるのが嫌で、こっそり就活する人がいるんです。

でも、「アナウンサーになりたいんだ」と口に出している人のもとには、

「私の知り合いがアナウンサーなんだけど会ってみる？」と、

話が持ちかけられたり、チャンスが広がるわけです。

 

 

―先輩や上司、さらに上の人たちとのコミュニケーションが苦手という人もいます。

取り引き先とうまく馴染む方法などは、あるのでしょうか？

話すのが苦手は人は、何を話すかを決めておいた方がいいと思うんですけど、

「用意したんだから、どうしても話したい！」となってしまって、

関係ない会話の流れで、その話題を出してしまって、

失敗してしまうことがあります。

 

用意した話題を「話しに行く」のではなく、

「話を聞きに行く」というスタンスでいると、うまくいきますよ。

 

 

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【恋愛について】

 

―よく「シューカツ」と「恋愛」は似ていると言われます。

　シューカツの達人にとしての「恋愛」がうまくいく方法は?

自己紹介から始まって、交際を申し込む

「あなたが一番です」というメールを送るまでのやりとりで、

伏線を張る事です。

 

就活でも「わが社は、第何志望ですか？」と聞かれて、

どう答えていいか困る学生もいます。

そういう質問を、面接官から聞かれている時点で負けです。

 

相手に、そんな質問をさせる余地なく

「この学生には、こんな事を聴いてみたい」と導くように

することが大切です。

 

インドア派の女の子に、バーベキューの魅力を語ってもダメですよね。

それと一緒で、

撤退しようとしている事業のことをアツく語っても、

マイナスの印象にしかなりませんよね。

 

そういうボロが出ないように、

恋愛も就活もリサーチをすることが大事です。

 

 

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適格なアドバイスを話してくれた

「就活」のプロフェッショナル・山田和史さん！

 

Twitter 、Facebook、mixiをやっているそうなので、

「山田和史」もしくは、「刮目塾」と検索してみてください。

 

 

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今週のラボセレクションを撮影中！

 

来週12月18日のサンデーオトナラボは、

東MAXこと、

お笑い芸人の東 貴博さんをお迎えして、

『2011年ありがとう!

　涙のおめでたＭＡＸランキング～with 東ＭＡＸ』をお送りします。