新ブランド米ラッシュ! 変わるお米市場

最近、続々と新ブランドのお米が登場しています。巷では、「ブランド米・戦国時代」なんて言い方もされているそうです。

新ブランドのお米が増えている理由には「減反政策の廃止」があります。国からの制限がなくなり、自由にお米を作ることが可能になるので、新ブランドを作って消費者に買ってもらおうという機運が高まっているんですね。自治体や農協ではそれを見据えての品種開発が活発になっていて、その結果が新ブランド米の乱立を呼んでいると言われます。本格的なお米の実力勝負が始まったという感じです。

また新ブランド米が増加している背景には「天候の変化」という理由もあります。近年猛暑が続いていますが、コシヒカリは比較的暑さに弱いと言われていて、あまりにも暑いとお米の品質が下がってしまうケースがあるそうです。そうなると農家にとっては死活問題。暑さに強い品種は絶対的に必要なんですね。

特に品質最上位の1等米の比率が全国平均で前年の85%から61%に急落した2010年の猛暑は、全国的に品種改良を決意させた年と言われています。例えば新潟産の新ブランド米「新之助」も暑さに強い品種として開発されたお米。膨大な数の交配を繰り返し、猛暑を再現できる温室で品質の劣化がないかを確認。そしてその中からおいしさも追及して、8年の歳月をかけて販売に至りました。

こうしたコシヒカリに代わる品種を開発する地域は多くて、福井県では来年から新ブランド、「いちほまれ」の本格販売を開始しますし、岩手県では「コシヒカリを超える米」を目指して「金色の風」を発表しています。天候不順で猛暑が続くと品質が低下するかもしれない危機感が最近の新ブランド米誕生につながっているんですね。

最近は新ブランド米の登場を受けて、スーパーやお米屋さんで3合や6合など、食べきりサイズでお米を販売するところも増えているそうです。相次いで登場する新ブランド米を試し買いしたい人も多いですし、現代の食生活や少子化を考えると食べる量だけ買いたいという人も多いでよね。生産地も試し買いをしてもらえるメリットがありますから、ある意味、Win-Winな販売方法と言えます。

減反政策の廃止などもあり、お米の生産地は実力勝負の時代に突入します。農家の方は大変だと思いますが、私たち消費者としては新しいブランド米が次々と登場して選ぶ楽しみが増えたとも言えます。お米の新ブランドラッシュ、今後もまだまだ続きそうです。

1月18日(金)高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

高嶋ひでたけのあさラジ!
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