もはや若手社員には通じない? 死語となってしまったビジネス用語

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もはや若手社員には通じない? 死語となってしまったビジネス用語

「最近の若い社員とは、まったく話が通じなくて困っちゃうよ」。
そうコボしているご同輩…相手の若手社員も、まったく同じことを思っているかもしれません。世代間格差というやつで、かつては通用した「ビジネス用語」が、若手社員には全く通じない… というケースが激増しているのだそうですよ。

そこで今日は、「もはや死語となってしまったビジネス用語」をあれこれとご紹介しましょう。

■「飲みニュケーション」

もうすぐ忘年会の季節。若い女性社員に向かって、こう言うとしましょう。
「忘年会では、ひとつキミとも、“飲みニュケーション”をとりたいもんだねぇ!」
ハイ、コレが通じません。
「飲みニュケーション」は、「飲み(会)」と「コミュニケーション」を合わせた造語ですが、いまや完全に死語となりつつあるのだそうです。

■「写メ」

「キミィ! この会議資料、“写メ”送ってくれる?」
コレが、いまの若いヒトたちには通じません。この「写メ」という言葉の由来を辿りますと…2000年にJ-PHONE(現在のソフトバンク)が、当時としては画期的な「カメラ付き携帯電話」を発売。このとき、ケータイで撮った画像をメールで送るサービスを「写メール」と名付けたんです。これの略称が「写メ」でして、「ねぇ、写メ送って!」などと使われるようになったのですが、今は死語。「スマホで写真を撮って送って」と言わなければ通じないんです。

■ロハ

「今日の呑み代は部長の奢りで“ロハ”だよ!」
「ロハ」… これもポカンとされるのがオチです。只(ただ)という漢字を上と下に分解してタテに読むと「ロハ」になるところから、ひところは盛んに使われたものですが、いまでは使うヒトはいないようです。

もはや若手社員には通じない? 死語となってしまったビジネス用語

■ウチの会社の大蔵大臣

「なに、この呑み代が経費で落ちるかどうかだって? “ウチの会社の大蔵大臣”に訊いてみてよ。」
コレもダメです。2001年に、大蔵省は財務省と金融庁に変わりました。つまり、いまは大蔵大臣そのものが存在しないので、若い社員さんには通用しない言葉なんです。ややこしいことに、「大蔵大臣」という名前の会計ソフトは今でも存在します。ですから、若手社員にとっては、「どうして会計ソフトの話をしているんだろう?」となるワケです。

■「おいくら万円」「勉強する」「シャンシャン」

「予算は“おいくら万円”でしょう… ? そうですか、“勉強”していただいて有難うございます! では、これで“シャンシャン”ということで!」
若いヒトにとっては、コレ、ほとんど外国語の世界。「おいくら万円」「勉強(する)」「シャンシャン」(※手打ち、決定の意)…。これらの言葉も、ビジネスの世界では死語となりつつあります。

■「あご」「あごあし」「あごあしまくら」

「キミ、その出張、あごは付いてんの?」
こう聞くと、若いヒトは、こう思うことでしょう。
「オレ、いちおう、あごはついてるけどなぁ…?」
「あご」「あごあし」「あごあしまくら」このあたりも、めっきり聞かれなくなりました。

もはや若手社員には通じない? 死語となってしまったビジネス用語

■「ほうれんそう」

「キミ、ほうれんそうが肝心だよ!」
こう聞くと、若いヒトは、こう思うことでしょう。
「このヒトはなぜ、とつぜん野菜の話をしているんだろう。オレの体を心配してくれているのかな…」
「報告」「連絡」「相談」をまとめて「ほうれんそう」。昔から、仕事上の3つの大事な心得とされてきましたが、今の若いヒトにこのことを説明してもダメです。なにしろ、こう返されることがあるそうですと。
「スイマセン… “報告”と“連絡”って、同じような意味じゃないですか?」(※その通り…)

■両面のことをリャンメンと言う

「キミ!そこの、リャンメンテープ、とってくれるかな?」
両面(りょうめん)のことを「リャンメン」と発音するのは、マージャン世代まで!これくらい分かってくれよ… とも思いますが、素直にここは「両面テープ」と発音しますか…。

■「ハナキン」「半ドン」

ハナキンも半ドンも、週休二日制が当たり前になってからは、まったく使われなくなりました…。

そのほか、「ちょっとネクタイを緩めた感じの言葉」を挙げますと…

もはや若手社員には通じない? 死語となってしまったビジネス用語

■オフィス・ラブ

「あのふたり、オフィス・ラブで知り合ったんだって?」
こういうこと言うと、おっさんクサイと思われること、必定!素直に「社内恋愛」でいいんです。

■シルバーグレーのナイスミドル

シルバーグレーもナイスミドルも… 両方とも通じません。

■一晩だけのアバンチュール

「キミぃ。こんど、一晩だけのアバンチュールを楽しまないかね?」
… 笑われるだけならいいんですが、ヘタすると訴えられるかもしれません。

とまぁ、あれこれと挙げてきましたが…
今年、全国のオフィスで使われていながら、早くも死語となりつつある言葉も存在するとかしないとか。いまや風前の灯と言われているその言葉とは… そうです、「プレミアム・フライデー」です!
ご同輩、若手の社員さんと喋るときは、ゆめゆめ、気をつけましょう!

もはや若手社員には通じない? 死語となってしまったビジネス用語

11月29日(水)高嶋ひでたけのあさラジ!「三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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