自民党総裁選挙まで約1年~選挙大勝でも約束されない次期“安倍総裁”

10/25(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②

石破氏は必ず出馬との情報も
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)

安倍

衆院選の結果を受けて会見する安倍晋三首相=2017年10月23日午後、東京都千代田区の自民党本部 写真提供:産経新聞社

安倍総理の謙虚な姿勢「緊張感を持って職務に取り組んで欲しい」

安倍総理大臣は昨日、衆院選大勝後初めての閣議において「謙虚に受け止め、責任感と緊張感を持って政権運営にあたっていきたい」と述べました。ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこの安倍総理大臣の“謙虚”な姿勢について、1年後に控える総裁選挙がひとつのポイントだと分析します。

高嶋)鈴木さん、総選挙の結果でさまざまな角度からいろいろな人がいろいろと言っていますが、ここで訊きたいのは、少し先走りかもしれませんが安倍さんがやけに謙虚になっているのはなぜか。昨日も「緊張感を持って職務に取り組んで欲しい」と初の閣議でそう言いました。夜は幹事長の二階さんとか副総理の麻生さんとステーキ屋さんで会食をして、伝わって来たところでは「謙虚にやろう」と。安倍さんの辞書に「謙虚」という文字はあったのですね、やたら最近使いますが。

鈴木)例えば今回の選挙戦で象徴的なのは、遊説で引っ張りだこだった小泉進次郎氏が全国を回ってやはり「相当厳しい声がある」「これが現実なんだ」と言っています。彼が回る選挙区というのは大体自民党が厳しい選挙区なので、そこでは自民党がどう厳しいのかを彼はよく知っているのです。そういう意味では「森友・加計学園問題を含めてまだ自民党への不信感というのは残っている」と彼も言っていた。
やはり大勝したといってもそういうものに対して弛んではいけないという警戒感は安倍さんにもあるのだと思います。

石破茂

当選を祝って花束を贈られた石破茂氏=2017円10月22日午後8時12分、鳥取市戎町 写真提供:産経新聞社

総裁選まで約1年 石破氏は間違いなく参戦する

高嶋)政治家は面白いなと思うのは、もう再来年の参議院選挙とかも緊張感があるようだし、考えてみれば来年9月に総裁選挙があります。安倍さんの腹の中には当然それを見据えたいろんな作戦もあるわけですよね。

鈴木)もちろんです。本当なら安倍さんがリードした選挙でこれだけ勝ったのだから、安倍さんが次の総裁選に出ると言えば「それはもうこんなに勝ったんだから」と誰もが思うじゃないですか。だけども実はひとつポイントがあるのは、選挙から総裁選までの期間がまだ1年くらいあるわけです。そうするとこの間に一体何が起きるか分からない。それから進次郎氏が言っているように、まだ国民の中には森加計問題への不信感もある。
今は選挙の後内閣支持率が挽回しましたが、選挙期間中は不支持の方が高かった。そういう意味では一体何が起きるか分からない。先の話だということを考えると、必ずしも今回の大勝利がそのまま「はい参戦」ということにはならないかもしれない。
しかも僕が取材したところによれば石破さんは間違い無く出るという流れになっています。これは石破氏の幹部と一昨日話したのですけど。

高嶋)政治家の方はすぐにテーマが浮かんで良いですね。もう来年9月の総裁選のことで。

鈴木)ただ大勝したから信任ということでは無いと。石破さんは必ず出ると言っていましたからね。まあ出た方が良いのですよ。だって議論の無い総裁選なんておかしいじゃないですか。

高嶋)石破派は数字を見ると少し議席を増やしているのですね。なるほどねえ、ではこの辺の蠢きというのも安倍さんにとっては本当に油断にならないとですね。

鈴木)そうなのです。大勝利すればこれでしばらく万々歳なのだけども、今言ったように期間が1年ある。それからやはり底辺にまだくすぶっているであろうこれまでの森加計問題を含めた不信感、こんなものがある中で、これから国会運営の中で支持率がどうなっていくかまだ分かりません。そんなところから安倍さんにとっては「勝った勝った」と喜んでばかりもいられないということです。「謙虚に」というのは本音だとは思いますけどね。

高嶋)こう言っては大変恐縮ですが、安倍さんの場合健康問題というのも常につきまとってきますよね。

鈴木)そういう話は永田町ではよく出ますよね。

高嶋)ある女性は入閣する前から「私は出ます」と宣言した人もいるし、禅譲期待の元外相は異常に穏やかな表情で(笑)。

鈴木)どっちかよく分からない、まさに岸田さんですよね。

高嶋)それぞれの思惑で顔に出ていますね。

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