観客動員NO.1のブースターの期待を背負うキャプテン。千葉ジェッツ・小野龍猛選手インタビューその① 清水久嗣のB.LEAGUEレポート!

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男子プロバスケットボールリーグ・Bリーグ。
「日本のバスケットボールの発展」や「地域密着」をテーマに掲げる中で
強くて、多くの地元の観衆を集める理想的なチームがあります。
千葉県船橋市の船橋アリーナに本拠地を置く千葉ジェッツです。

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千葉ジェッツは1月にオールジャパン2017(天皇杯)を初制覇。
3/20現在、リーグ戦では東地区3位。東京・栃木とし烈な上位争いを繰り広げ、地区の1位とチャンピオンシップ進出も十分視野に入っています。
さらにホームゲームの観客動員はB1・18チームでナンバーワン。Bリーグ最速でシーズン累計10万人を突破しました。
今回は千葉ジェッツのキャプテンにして、男子日本代表のキャプテンも務めた小野龍猛(おのりゅうも)選手にお話を伺いました。

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©CHIBA JETS

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©CHIBA JETS

実は私・清水が初めてチケットを買って観戦したBリーグが千葉ジェッツの今季開幕戦(対仙台戦)でした。真っ赤に染まったスタンドは壮観で、熱狂的でありながらすぐに溶け込めるアットホームな雰囲気だったことを覚えています。
そんな雰囲気を作るブースターの存在について小野選手は「毎年、毎年、増えていますね。今では一試合平均4,000人以上のブースターさんが入ってくれて、会場全体が真っ赤に染まることが増えました。」と人気上昇の手ごたえを感じつつ、「僕達はブースターさんあってのチームですし、沢山のお客さんが来てくれることで気持ち良くプレイできています。」と感謝の気持ちを込めて話してくれました。
さらに観客動員10万人については「フロントスタッフも含めチーム全員の活動のおかげだと思っていますし、船橋市のサポートもあるので、皆さんの支えがあってのチームだなって」と達成して改めて感じることが多かったようです。

これだけの熱狂的なブースター。さらに197cmと長身の小野龍猛選手であれば街で声をかけられることもあるようですが「それが地域密着型のチームだと思いますし、ありがたいことです。ブースターさんあってのチームなので、いつも感謝しています。」とキャプテンとしてBリーグのトッププレイヤーとしての自覚はさすがです。

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©CHIBA JETS

プレイはもちろん、名前も個性的な小野龍猛(おの りゅうも)選手。名前の由来を伺うと「真言密教の偉いお坊さんの名前らしいです。どうして(この名前を)つけてくれたかはわからないですね。今の自分は名前の由来通り(お坊さんのような)のイメージじゃなくて良かったと思います」と笑っていました。
男3人兄弟の小野選手。
実はお兄様の小野竜智さん(日立で活躍。09年引退)の名前もお坊さんから拝借されたそうで、バスケットを始めるきっかけもお兄様だったそうです。
「兄はずっとバスケットをやっていたのですが、親も含めてバスケットの強いチーム(学校)にいくことは考えていなかったみたいです。その兄が立教新座高校から中央大に行って(活躍して)、両親も考え方が変わったみたいで。僕もバスケットをやるなら強いチームでと思い、立教新座中学校から国学院久我山高校に行きました。」
お兄さんが切り開いてくれたトップバスケットボーラーの道。といったところです。

もちろん学生時代も、今でも小野選手の武器の一つは背の高さ(197cm)。
「中学3年生で190cmくらいでした」すでに中学生からビッグマンだったようです!
しかも「1年生のときでは160cmちょっとだったんですけど、2年生のときに185cmになって…一気に伸びましたね。」と驚異の成長曲線を教えてくれました。
所詮164cmの私は、身長が伸びた秘けつを伺いたくて、例えば牛乳を毎日飲んでいたとかも聞いてみましたが…「全くやってないです。自然に伸びました(笑)。」そうです。
ちなみにお母様もお父様も背は高く「遺伝もあるのかもしれないですね。」と話してくれました。

小野選手のバスケット人生を振り返ると、
立教新座中学校、国学院久我山高校で全国大会に出場。「インターハイとかウインターカップは出ていましたけど、チーム自体の成績はそこまで良くなかった」高校時代でも、2年生の時、国体の東京都選抜で出場して優勝しています。
さらに中央大学時代は関東大学バスケットボール連盟で2部から1部に引き上げるなど各カテゴリーで活躍。「節目、節目で思い出はいっぱいありました。特に中学校と高校の恩師がいたからこそ今の自分があるのかなと思います。」と振り返ります。
常にトップチームで活躍していた小野選手ですが、挫折やどん底を味わった経験は「ないですね」とキッパリ。
「自分でどん底だと思ったことはないですね。たぶん皆さんはトヨタ時代(2011年~2012)の3年間で試合に全く出ていなかったことで、(どん底だったという)印象はあるかもしれませんが、その時もポジティブでしたし、自分はトップリーグでも活躍できると思っていました。」と、どんな状況でも自分の未来をしっかり見据えていたことがわかります。

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名前の通り、時には鬼気迫る表情でプレイする小野龍猛選手ですが、
試合後のリフレッシュや癒しの存在について「子供が生まれたばかりで、もう6か月や7か月になります。子供と遊ぶことですかね…」と、ほんの少しパパとしての表情も垣間見えました。
さらに「ディズニーランドに良く行きます。年パス(年間パスポート)を持ってますよ!」と高めのトーンでディズニーランド好きを告白してくれた小野選手。
ディズニーランド派かディズニーシー派かといえば「ランド派」だそうで、「練習終わった後に2時間くらいふらっと行きますね。近いですし、家族も一緒に行けますし。」と激戦の合間のリフレッシュや家族のだんらんにはディズニーランドが一役買っているようです。
必ず行くアトラクションは「雰囲気がたまらない」という「カリブの海賊」
そういえば小野選手のツイッターにも、たびたびディズニー関連のニュースがリツイートされていますのでチェックしてみて下さい。
小野選手のディズニーランド好きはチームメイトも周知の事実。石井謙佑選手は「(園内の)隠れミッキーは全部知っているんじゃないですか」と冗談めかして話していました。

いよいよBリーグのレギュラーシーズンもラストスパート。そしてチャンピオンシップも含めて見逃せない戦いが続きます。船橋アリーナは連日大観衆ですが、まだ船橋アリーナで千葉ジェッツのバスケットボールを見に来たことのない方へ小野龍猛選手からのアピールをお願いしました。
「ウチの試合を見に来たら、熱量が違うと思います。(観客動員)10万人を突破して沢山人が入っていただいていますし、アットホームな地域密着型のチームです。選手とブースターさんの一体感は、どこのチームにも負けない自信があります。来たら『あ、バスケットもこんなに人が入っているんだ』と感じてもらえると思います。」

どんなに強いチームでも負けてしまうことが不思議ではないのがバスケットボール。
たくさんの真っ赤なブースターの中で、あなたも千葉ジェッツを初代王者へ後押ししてみませんか?

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©CHIBA JETS

今週末はホーム・船橋アリーナにレバンガ北海道を迎えた2連戦が行われます。

千葉ジェッツ vs レバンガ北海道
開催日:3/25(土)16:00~、26(日)15:00~
会場:船橋アリーナ(東葉高速鉄道「船橋日大前駅」西口より徒歩8分 、新京成電鉄・東葉高速鉄道「北習志野駅」東口より徒歩20分※「船橋アリーナ」行き直行バスあり)
チケット:https://chibajets.jp/ticket.html
千葉ジェッツ:https://chibajets.jp/
Twitter:https://twitter.com/CHIBAJETS
Facebook:https://www.facebook.com/chibajets/

次回は3/23(金)の更新予定です。
引き続き千葉ジェッツ・小野龍猛選手に千葉ジェッツ、そして日本代表のお話を伺います。

(清水久嗣)

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