初代王者へ不可欠なビックマン 川崎ブレイブサンダース・永吉佑也選手インタビューその② 清水久嗣のB.LEAGUEレポート!

By -  公開:  更新:

logo_blg_white

男子プロバスケットボールリーグ・Bリーグ。
激戦が続くリーグ戦も終盤に差し掛かる中、中地区の首位を独走中。
チャンピオンシップ進出に最も近いチーム・川崎ブレイブサンダースの永吉佑也選手に引き続きお話を伺いました。

川崎ブレイブサンダース(キャラ無し)@680px

161022_-1351(w680)

© 2017 KAWASAKI BRAVE THUNDERS .

首位のチームに欠かせない存在であり、日本代表・アカツキファイブにも選ばれている永吉選手。そのバスケットのルーツは「小学3年生のころ」でした。
「父がバスケットをやっていたので、自分からずーっと『やりたい』って言っていました。でも部活動が遅い時間だったので、小学3年生になってやっと始めることができました。」と語ります。
ちなみに「母はインターハイの円盤投げで優勝していたので、小学校入る前はそっち(陸上)も意識していました。」ということで、もしバスケットボールに出会っていなかったら円盤投げの選手になっていたかもしれません。
そう想像しても納得してしまうほど、身長198cmという恵まれた体格の永吉選手。
電車で見かければ必ず振り返って二度見してしまうほどの長身です。
「身長は両親よりも高いですし、クラスでは並び順でいつも後ろ。中学生の時に178cmあって、更にどんどん伸びていって『止まれ!止まれ!』って思っていました(笑)」
そんな本人の気持ちとは裏腹にバスケット選手としてどんどん成長した体格と、何よりバスケットボールを好きな気持ちが彼の才能を開花していきます。

161223_-728(w680)

© 2017 KAWASAKI BRAVE THUNDERS .

高校は宮崎の延岡学園、大学は青山学院とトップレベルでプレーし、川崎(当時は東芝ブレイブサンダース)に加入。日本代表まで上り詰めた永吉選手は「バスケットボールを通じて色んなことを勉強させてもらったし、色々な出会いがあったのも、バスケットをここまで頑張ってこれたからだと思います。」とバスケットボールに出会えてよかったという気持ちを素直に話してくれました。
なかでも中学生の時に出会ったアルバルク東京の田中大貴選手には「今でもずっと衝撃を受けている」とか。
田中選手は永吉選手と同じ91年生まれ。鹿児島出身の永吉選手にとって長崎出身の田中大貴選手は「中学の時に九州地区のトッププレイヤーが集まるキャンプで、食事の時にたまたま向かい合せになってから今でも気になる存在です。昨年のクリスマスもチーム同士で対戦していますし、日本代表の合宿でも、映像で彼のプレーを見ても『まだ上手くなってるな』と感じます。ずっと成長が止まらないんですよね」と同世代の存在に刺激を受けていました。

161022_-1244(w680)

© 2017 KAWASAKI BRAVE THUNDERS .

永吉選手の川崎ブレイブサンダースにおけるポジションはPF=パワーフォワードとC=センター。
時には自分よりも体格の大きい選手に対して攻守において体を張った激しいプレーが要求されます。
特にシュートが外れた後にボールを確保する“リバウンド”は攻撃でも守備でもゲームの流れを左右する大事なプレーのひとつ。そして永吉選手のプレーの見せ所でもあります。
リバウンドで大事なことは「(ボールに・人に)向かっていく姿勢ですね。姿勢があれば、もし自分がボールを取れなくても味方の誰かが取ってくれる。(自分のリバウンドにならなくても)そこはチームファーストで問題ないです。」と味方への信頼感が生む自信も伺えます。
また、「プレイタイムとリバウンド、得点が伸びていれば自分の存在感を発揮できていると思います。」と話す永吉選手。得点は試合平均で4.2点と決して高い数字ではありませんが、そんな永吉選手が点を重ねられるということは「ディフェンスのリズムができている」裏返しともいえるでしょう。
さらに「僕が3ポイントシュートを決めたら勝ちますよ」と話してくれたので調べてみると…なるほど今シーズン、永吉選手の3ポイントシュートは11本中6本成功。54.5%の好確率です。しかも成功した6試合中5試合でチームは勝利を収めています。
永吉選手がリバウンドやディフェンスからチームのリズムを作り、得点を重ねて3ポイントまで決めた時、きっと川崎ブレイブサンダースの勝利は目の前でしょう。

161223_-248(w680)

© 2017 KAWASAKI BRAVE THUNDERS .

週末の10(金)・11(土)はとどろきアリーナにて京都ハンナリーズを迎えたインターカンファレンスゲーム。ホーム2連戦が行われます。
今季初対戦となる京都ハンナリーズについての印象は「やっぱりディフェンスがとても良いチームなんだなって思いますね。」と西地区でも上位の守備力を理解しつつ攻撃面でも「コッツァーはインサイドで着実に点を取ってくる選手で左手のフック(シュート)が上手いですね。あとはマーカス・ダブ。サイズもあるしクイックネス(速さも)あります。」と対峙する可能性のあるインサイドの外国人選手を警戒。
さらに「ここぞ!の時(に3ポイントを決める)の岡田さん」と最後に青山学院大学の先輩を立てることも忘れていませんでした。
そして「オフェンスは絶対自分たちの方が上だと思っているので、自分達のペースを作ることができれば、いくら強いディフェンスでもそんなにやられることはないと思います。いつも通りやれれば勝てると信じています。」と勝利を誓った永吉佑也選手。
川崎ブレイブサンダースでも日本代表でも欠かせない選手として注目が集まります。

永吉選手が体格を生かした当たりの強さで、いかにリバウンドの攻防を強力な外国人選手を相手にぜひ実際に試合を見て確かめてください。

川崎ブレイブサンダース vs 京都ハンナリーズ
開催日:3/10(金)19時~、11(日)15時~
会場:川崎市とどろきアリーナ(JRほか武蔵小杉駅から各バスで8分「とどろきアリーナ前」で下車徒歩5分、JR武蔵中原駅から徒歩15分)
チケット:https://www.bleague-ticket.jp/index
川崎ブレイブサンダース:https://kawasaki-bravethunders.com/
Twitter:https://twitter.com/brave_thunders
Facebook:https://www.facebook.com/bravethunders/

川崎会場(w680)

© 2017 KAWASAKI BRAVE THUNDERS .

前回の記事でもお伝えしましたが、川崎ブレイブサンダースでは、「KAWASAKI HEART」に基づく活動の一環として、ホームゲームにおけるエンターテイメントの充実を図っています。

3月はホームゲームのイベントが盛りだくさん。
3/10(金)・11(土)の京都ハンナリーズ戦では各日先着2,000人に「KAWASAKI HEART」ステッカー
3/17(金)・18(土)のシーホース三河戦では各日先着3,000人に「KAWASAKI HEART Tシャツ」がプレゼントされるということです。

w680

© 2017 KAWASAKI BRAVE THUNDERS .

さらにチケットプレゼントのお知らせです。
4/8(土)17時Tip off予定のとどろきアリーナで行われる川崎ブレイブサンダース 対 三遠ネオフェニックスのチケットを10組20名様にプレゼントします。
ぜひ生でB・リーグ、川崎ブレイブサンダースを体験してください!

次回は3/13(月)の更新予定。
サンロッカーズ渋谷のキャプテン・広瀬健太選手にBリーグで初めて行われる「渋谷ダービー」について、お話を伺います。

(清水久嗣)

前編【日本代表ビックマンは「ヨガに夢中?」川崎ブレイブサンダース・永吉佑也選手インタビューその① 清水久嗣のB.LEAGUEレポート!】はこちら>

Page top