森友学園ゴミ埋め戻しならば不法投棄。高嶋ひでたけのあさラジ！
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2/28(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ！』今日の聴きどころ！③
森友学園、焦点は土地取得の問題と教育の問題
7:10～やじうまニュースネットワーク：コメンテーター富坂總(ジャーナリスト･拓殖大学教授)
森友学園ゴミ埋め戻しならば不法投棄となり、法律違反
大阪市の学校法人森友学園が大阪府豊中市に建設している小学校用地から出たゴミを埋め戻したとされる問題で、豊中市は昨日、現地調査と施工業者からの聞き取りを行い、ゴミが事実上放置されていたという認識を示しました。市の担当者は埋め戻しが事実なら法律違反になると述べました。
高嶋） 野党が一生懸命に取り上げておりますけど、結末はどういうことになっていくのでしょうか。まずはニッポン放送報道部、森田耕次解説委員です。
森田） 森友学園というのは大阪市淀川区にある学校法人で、1950年代に大阪府が認可しています。今の籠池奏典理事長は、憲法改正を主張する保守系の団体、日本会議のメンバーでして、小学校の建設にあたり安倍晋三記念小学校の触れ込みで寄付の募集をし、安倍総理の奥さんの昭恵さんが名誉校長でした。森友学園は去年6月に小学校の建設用地として豊中市の国有地を評価額のわずか14％で取得しましたが、国が売却額を開示しないなど、売買交渉の経緯が不透明となっています。森友学園は去年の3月に小学校の建設工事をしている時に、杭打ち工事中にゴミが出たという申告をし、財務省近畿財務局などが調べてゴミの混入率を計算したところ、ゴミの量が1万9千5百トン、撤去費用が8億1千9百万円とはじき出しまして、その額などを差し引いた1億3千4百万円が売却額となりました。ただ実際に運び出したゴミというのは、見積もった量の5分の1程度の可能性があるという指摘がありまして、豊中市が昨日、大阪府内の施工業者から聞き込みを行ったところ、ゴミ交じりの土を1年間近く仮置きしていたと説明を受けたと、このように豊中市は述べております。森友学園側も用地の土を掘ってゴミを仮置きしていたと説明をしているのですが、ゴミの保管を明示した掲示板がありませんで、これが廃棄物処理法の保管基準に違反するという指摘があるほか、埋め戻しが事実ですと不法投棄になるということで、豊中市は今日以降も調査をする方針です。一方森友学園が運営しております淀川区の塚本幼稚園では、一昨年2015年に開いた秋の大運動会で園児に首相がんばれと選手宣誓させていたことがわかっております。園児の選手宣誓と安倍総理の昨日の国会等の様子です。
園児に「安保法制国会通過よかったです！」と言わせる籠池奏典理事長はいかがか
園児） 安倍首相がんばれ！ 安倍首相がんばれ！ 安保法制国会通過よかったです！
安倍総理） 私自身がですね、その幼稚園等で安倍総理がんばれとかですね、園児に言ってもらいたいということはさらさら考えていないわけでありますし、そういうことは、私は適切ではないと思っておりますが、大阪府が判断すべきことだろうと思います。
森田） 森友学園の籠池理事長は塚本幼稚園について、教育勅語精神に基づく教育をすると、このように紹介しています。
学校法人森友学園の歩み 学校紹介「瑞穂の國記念小學院」 HPより
高嶋） 今の幼稚園児の、シュプレヒコールというか昭和というか「安倍総理がんばれ」とその後の安保法制？
冨坂） 「国会通過よかった！」ですと。
高嶋） 国会通過よかったですと？ それみんな園児に言わせていると。
冨坂) そうですね。運動会の選手宣誓で言わせています。
高嶋) 今度小学校ができると、その子たちがそこ入ることになりますか？
冨坂) 4月開校予定ですから、認可されればその可能性があります。
高嶋) その名誉校長が安部昭恵さんと。
冨坂) 辞任しましたけどね。
高嶋) それで安倍総理の名前で寄付を募ったと。総理は関係ないと。
冨坂) 断っていたと言っていましたが。
高嶋) 私も詳しいことはわかりませんが、テレビのニュースを観ていると、どうも籠池さんというのが普通の教育者というよりもかなりのやり手。ゴミの埋め戻しも昨日弁護士が出てきて２メーターくらい掘ってね、一応そこにゴミを入れてね、仮置きしたと。でも今森田さんが言った通り、これは仮置きしているという証明の札も立ててない。本当はなにかそれで埋め戻してお茶を濁そうとしたのではないかと。弁護士さんと言うと世の中の人はみんな正義の味方だと思っていますけど、悪い人はいっぱいいますから。彼が悪いと言っているわけではないですよ。要するにそうじゃない人の味方をするっていうね。どう思います？
冨坂) これは2つあって、1つは土地取得の問題ともう1つは教育の問題になると思います。埋め戻しの問題は、久しぶりにジャーナリストの腕の見せどころだと思います。不可解なことが多すぎるので、これはきちんと整理してもらわないといけない。登記上がどうなっているか、これからどんどんわかってくるとは思います。残念なのはきっちり書類を残していないことでしょう。それはねえ、もうダメですよ。これを機会に廃棄していいなんてことは改めないといけない。
高嶋) 細かいやつをみんな捨ててしまったと？
冨坂) この廃棄していいという法律はなんとか変えて、アメリカの戦いなんてものすごく書類を掘り下げて戦ってやっているわけだよね。こんな無茶苦茶な話はないですからね。これは変えていかないといけないということ。まあ、教育に関してはちょっとと首傾げちゃうようなことをやっていますよね。園児だってわけわかっていないのに言わされているわけですから。
脇が甘かった安倍総理？
高嶋) 安倍総理に対して失礼な言い方ですが、脇が甘いと思いますね。国会で最初のうち、妻から「森友学園の先生の教育の教育に対する熱意は素晴らしい」と聞いているとおっしゃっていたと。一番自分がくすぐられてですね、「いやあ、まいっちゃうなあ～」という勘所をこちょこちょこちょとされて、それにのっとってわあ～とことが進んでいってしまったと。今になって否定はされていますが、まんざらではなかったという感じがつきまといますね。
冨坂) 最初の答弁では完全にそういうトーンでしたよね。そういう意味で言うと、慌てて取り下げないといけないことをなぜ？ と。もちろん本人がホームページを消したわけではありませんが。要するにバタバタと逃げていくようなことだったら、最初からどうしてそんなに関わるのかということですよね。
高嶋) 「安保法制国会通過よかったです！」と園児が言って、そこに通わしている親というのはどんな方たちなのでしょうか。
冨坂) それもちょっと不思議ですよね。
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