人生やり直せるなら?あなたはどこからやり直したいですか?【ひろたみゆ紀・空を仰いで】

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もし、人生をやり直せるとしたら?あなたはどこからやり直したいですか?
もし、一度だけそのチャンスがあるとしたら?

★オトナの土ドラ「リテイク 時をかける想い」制作発表(中央)筒井道隆、(左)成海璃子(右)浅野温子63A07075

5作目に突入する東海テレビ制作・オトナの土ドラの今回のテーマは「タイムトラベラー」です。
タイトルは『リテイク 時をかける想い』。

主人公は、運命に翻弄され、輝かしいキャリア、家族、友人、すべてを失った男・新谷真治。
そんな彼の今の役職は、法務省 民事局 戸籍監理課の課長。周りからは閑職と陰口を叩かれていますが、実は法務大臣政務官から重要な秘密指令を受けている部署なのです。それは「未来からやってくる(リテイクする)タイムトラベラーを、専用の居住区に隔離し、保護観察下に置く」こと。
近い将来、タイムマシンが開発され、現代にはいろいろな目的を持ったタイムトラベラーが来ているといいます。
そんなタイムトラベラーが現代に及ぼす影響や、その存在が国民に知られることによる混乱を未然に防ぐため新設されたのが戸籍監理課なのです。
ドラマは、そんな新谷たち戸籍監理課の奮闘を1話完結形式で放送。毎回テイストが全く違います。
タイムマシンやタイムトラベラーと聞くと、SF映画のようなハイテクなマシンがじゃんじゃん出てきそうですが、舞台は現代ですからそんなものはありません。普通に車やカメラや双眼鏡などを駆使してタイムトラベラーを探し出します。警察でもないので、拳銃もありません。名刺を差し出し素性を明かして、タイムトラベラーを説得し問題を解決していくのです。
近未来に開発されたタイムマシンはまだ不完全。一度過去にやってくると元の時代には戻れません。それでも時を超えてくるタイムトラベラー達は、一体どんな想いを抱えて、現代で何をやり直そうとしてリテイクしてくるのか…
毎回ハラハラドキドキできて、そしてちょっと泣ける!そんな素敵なドラマです。

今回も制作発表会に潜入して参りました。
主人公の新谷真治を演じるのは、筒井道隆さん。その部下・那須野薫役は、成海璃子さん。
そして、今回のドラマの重要な役どころ、戸籍監理課のパートさん!イギリス人の夫を持つパウエルまさ子役は、浅野温子さんが演じます。
とても大変な任務を請け負っているのにもかかわらず、戸籍監理課には、このたった3人しかいないのです。

筒井2

役が自分に似ているという筒井道隆さんは、終始ちょっとホワンとした優しい雰囲気。反対にテキパキ質問に答えて行く成海璃子さんの凛々しさが印象的でした。なんといっても雰囲気を和ませていたのは浅野温子さん。会場を終始笑いの渦に巻き込んでいました。とてもコミカルな演技について浅野さんは「誰よりもおばさんでしかもSF的ヒューマンドラマなので、落ち着いた芝居をしようと思っていたが、ボス感がでちゃうので軽くやって下さいといわれて、こうなりました」とパウエルまさ子になりきっていました。

成海1

タイムトラベラーがテーマということで、18歳のデビュー時の筒井さん、8歳頃の成海さん、そして「101回目のプロポーズ」の時のウェディングドレス姿の浅野さんと、3人の過去の写真が披露されました。浅野さんの写真の感想を尋ねられ「お綺麗ですよ」と含みのある2人の言い方に「後で私の部屋にいらっしゃい」と浅野さんがツッコミ、会場は大爆笑となりました。そして「過去に戻りたいか?」という質問に、筒井さんは「どの過去でもいいので、もっとこうした方がいいと自分にアドバイスしてやりたい。そんなアドバイスできるような大人になりたい」と言うと、成海さんは「絶対戻りたくない!」。浅野さんも「戻りたくない。どこに行っても違う道を生きても大変なのは同じ。猫に生れ変わりたくても猫だって大変よ…できれば早いとこ未来に行っちゃいたい」と女性陣は未来を見ている発言でした。

浅野1

制作発表会でお先に第1話を見せて頂いたのですが、近い未来からやってくるタイムトラベラーなので、現代社会に紛れ込んでも全く違和感がありません。ただ一つ、タイムトラベルをしてきたばかりという証拠は残ってしまうのですが…
片道切符のタイムトラベルをしてくる未来人は、とても大きな何かを抱えています。そんな想いをどのようにして受け止めて解決に向かわせるのか…スピード感溢れる映像と人間味溢れる脚本に、観ている私たちも時を忘れてしまいそうです。
このドラマ、地上波放送用とFOD、プラスセブンなどの配信用で、演出を変えているそう。見比べるのも楽しみの一つですね。

オトナの土ドラ『リテイク 時をかける想い』
東海テレビ・フジテレビ系全国ネットで12/3(土)23時40分スタート!

レポート:ひろたみゆ紀

ひろたみゆ紀,空を仰いで

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