令和元年に「ほしいも神社」が誕生! 何を祀った神社なの?

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ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」(1月5日放送)では、「令和に誕生した茨城県ひたちなか市の『ほしいも神社』!どんなご利益?」というトピックスを紹介した。

令和元年に「ほしいも神社」が誕生! 何を祀った神社なの?

ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」

令和元年11月、新しく誕生した神社がある。場所は茨城県ひたちなか市にある「堀出神社」の敷地内で、名前は「ほしいも神社」だという。

いったいどんなご利益があるのだろうか? 堀出神社の宮司・宮本正詞さんに、立川晴の輔が話を伺った。

 

晴の輔:「堀出神社」について教えていただけますか?

宮本:水戸藩第2代藩主『徳川光圀公』…黄門様が名付けてくれた神社です。名前の由来は、掘って出たから『堀出神社』。徳川光圀公は国学者で、いろいろな場所で古墳を掘っています。阿字ヶ浦地区で鏡、矢、剣が出土したことから、掘って出て来たものをご神体として祀られたのが『堀出神社』なのです。

令和元年に「ほしいも神社」が誕生! 何を祀った神社なの?

堀出神社

晴の輔:掘ったものが「干し芋」だったわけではないのですね。

宮本:当時はまだ、干し芋はなかったですね(笑)。

晴の輔:「干し芋」って、いつごろからできたものなのでしょうか?

宮本:もともとは、静岡県が『干し芋』の産地でした。明治時代に『小池吉兵衛』さんが、この地域で『干し芋』を広めたのです。その他にも、茨城県内に広めた方が4人いらっしゃいます。

令和元年に「ほしいも神社」が誕生! 何を祀った神社なの?

小池吉兵衛翁之像

晴の輔:昨年(2019年)に誕生した「ほしいも神社」とは?

宮本:令和元年にどうしても作りたいと思い、作ってしまいました。

晴の輔:どのような特徴がある神社なのですか?

宮本:全部で26基の『黄金の鳥居』が並んでおります。干し芋の黄金色をしているのですね。いま流行りの『紅はるか』が黄金色なのですが、この色を決めたのも含め、すべて日本のトップデザイナーである佐藤卓先生のプロデュースによって作りました。

晴の輔:デザイナーさんが作られたのですか! 新しいですね。

令和元年に「ほしいも神社」が誕生! 何を祀った神社なの?

ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」

宮本:『社紋』に星が入っていますが、『しわ』のある星です。それで『干し芋』を表しています。

晴の輔:祀られているのは、干し芋の神様と考えていいのですか?

宮本:それももちろんですが、ご神体としては稲荷神社です。笠間稲荷から御分霊いただき、祀っております。『商売の神様』『食の神様』ですね。

晴の輔:「ほしいも神社」のご利益とは?

宮本:『欲しい物は全て手に入る』ように作りました。

令和元年に「ほしいも神社」が誕生! 何を祀った神社なの?

ほしいも神社

晴の輔:「欲しい物」と「干し芋」なのですね。しかし、なぜこのタイミングで作ろうと思ったのですか?

宮本:この地域には『干し芋』農家の方がたくさんいて、みなさん一生懸命に作られているので、ぜひ作りたいと思いました。また、茨城県は『魅力度ランキング』で最下位なのです。それを何とかしたいという希望もありました。

晴の輔:でも茨城県の方にインタビューすると、「最下位なんです!」と言いながらピースしているイメージですね。

宮本:どちらかというと、そういう感じですね。でも希望としては、少しでも順位を上げたいですね。

週刊なるほど!ニッポン
FM93AM1242ニッポン放送 日曜24:50-25:00

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