トランプ大統領~イランの報復攻撃を受けることは織り込み済みであったか

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月9日放送)にジャーナリストの鈴木哲夫が出演。トランプ大統領が日本時間の9日、イランのミサイル発射に対して表明したニュースについて解説した。

トランプ大統領~イランの報復攻撃を受けることは織り込み済みであったか

米軍、中東に3千人増派へ イランのソレイマニ司令官殺害について話すトランプ米大統領=2020年1月3日、米南部フロリダ州(ロイター=共同) 写真提供:共同通信社

トランプ大統領 イランのミサイル発射に対して軍事力を使わずに新たな制裁へ

トランプ大統領は日本時間の9日早朝、イランの報復攻撃を受けたが「米国は軍事力を行使したくない」とし、対抗措置として「米国はイラン体制に過酷な追加的経済制裁を直ちに科す」と表明した。

飯田)会見は日本時間の午前1時半から行われました。イラク北部にあるアメリカ軍の基地に対して、ミサイルの攻撃がイランからあり、それに対してアメリカも報復をするのではないかと言われていましたが。

鈴木)アメリカの友人のジャーナリストに連絡して聞きました。まず、アメリカが攻撃をした。次にその報復をイランが行った。これに対してトランプ大統領はただちに会見を行い、また攻撃をするということになるのだろうと。しかし、記者会見をキャンセルしたという話があるのです。

飯田)そうなのですね。

鈴木)私の友人はもしかすると、報復されるまでが織り込み済みなのではないかと言っていました。ここでトランプ大統領が怒りの会見を行わないということは、報復はこの時点でやめるのではないか、他の制裁をつけるのではないかと。これはひょっとすると、ここで終わりなのかもしれない。両者とも戦争を望んでいないので、これで1対1。しかし攻撃の中身からすると、圧倒的にアメリカの勝利に近い部分があります。

飯田)イランの英雄の司令官を殺害した。

鈴木)そうなのです。トランプ大統領は報復されることも織り込み済み。反対にイランもわかっていました。お互いのメンツということで、ここで流れは1度収まるのではないかと言うジャーナリストの仲間もいましたが、やはりそうなりましたね。

飯田)そういった流れになっているということですね。

鈴木)一触即発というような、大変なことになるのではなく、お互いのトップが少し冷静になっているのでしょう。

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