「桜を見る会」批判~これで「解散総選挙」に追い込むほどの問題か

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月18日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。「桜を見る会」をめぐっての問題について解説した。

「桜を見る会」批判~これで「解散総選挙」に追い込むほどの問題か

総理主催の、桜を見る会が来年度は中止されることが決まり記者団の質問に答える安倍晋三首相=2019年11月13日午後、首相官邸 写真提供:産経新聞社

「桜を見る会」をめぐって与野党依然対立

総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐって安倍総理は15日、前日夜の懇親会や旅費などのすべての費用は参加者の自己負担であり、自らの事務所や後援会の収支はないことを確認したとして、政治資金規正法違反には当たらないという認識を示した。これに対して野党は衆参両院の予算委員会を開き、総理が質疑に応じるよう求めている。

飯田)異例の21分間にわたる説明、という速報も流れました。そのものの議論ではなくなって来ていますよね。

須田)「桜を見る会」に関して言うと、私も招待を受けて出席したことがあるので、公正中立な立場ではないと思いますので。

飯田)それを言ったら、メディアの幹部たちはみんな行っていますからね。

須田)この是非については発言を避けたいのですが、小泉政権、鳩山政権でも招待状を貰いました。小泉政権のときに出席させていただいた立場から言うと、こういった会があってもいいのではないかと思います。ただ今回、問題になっているのは会そのものではなくて、前段にあった前夜祭と称するイベントです。これに対して、支払った金額以上のサービスがあったのかということが焦点になっていますが、そうなると後援会活動がどうなのか、与野党含め他の議員も検証してみないと、公平さを欠くと思います。「総理だから問題なのだ」という主張になっていますよね。加えて、立憲民主党の枝野代表はこれで解散総選挙に追い込むのだと息巻いていますが、その際の争点は何になるのでしょうか。

飯田)後援会活動をしてはいけないということになると、今度はあなたたちも困ってしまいますがいいのですか、ということになってしまいますね。

「桜を見る会」批判~これで「解散総選挙」に追い込むほどの問題か

「桜を見る会」で安倍晋三首相、昭恵夫人と記念撮影する招かれた人たち=2019年4月13日午前、東京・新宿御苑 写真提供:産経新聞社

他に議論すべき問題があるのではないか

須田)政治センスがないな、と思います。多くの有権者や国民は、「いまそんなことをやっている場合か」と思っているでしょう。日本を取り巻く国際環境においても、いろいろな問題が山積していて、国内においても大学入試の問題も話題から飛んでしまいました。場合によっては民主党政権に跳ね返って来かねない問題だということもあるのかも知れません。いま抱えている問題を国会で議論して、問題解決を図るべきだというのが多くの国民の声ではないでしょうか。

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