佐藤寛太、動物たちと触れ合って“いのち”と向き合う

By -  公開:  更新:

【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第726回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

 

今回は、11月15日に全国公開となった『いのちスケッチ』を掘り起こします。

佐藤寛太、動物たちと触れ合って“いのち”と向き合う

ニッポン放送「しゃベルシネマ」

実在する“動物福祉に特化した動物園”を舞台に描く、愛といのちの物語

福岡県大牟田市にある大牟田市動物園は、動物の健康と幸せを第一に考える“動物福祉に特化した動物園”として、世界中から注目を集めています。

動物が持つ野生本来の行動を発現できるような施設づくりや工夫をする「環境エンリッチメント」。健康チェックや動物の健康を保つために必要なケアを、できるだけ動物に負担をかけない方法で行うための「ハズバンダリートレーニング」。そうした手法をいち早く取り入れ、来園者とスタッフ、動物の“こころの交流”をテーマにしたサービスを行っているのが特徴。

国内で初めてのライオンの無麻酔採血に成功するなど、動物の本能を理解し、少しでも動物にストレスをかけないように接する飼育員さんたちの地道な活動のおかげで、大牟田市動物園を訪れる人々は、生き生きとした動物たちの姿に驚き、魅了されると言います。

そんな実在する動物園を舞台に描かれた、いのちを紡ぐ映画『いのちスケッチ』が全国で公開となりました。

佐藤寛太、動物たちと触れ合って“いのち”と向き合う

ニッポン放送「しゃベルシネマ」

漫画家を目指して上京したが、自身に限界を感じて、故郷の福岡に戻って来た田中亮太。実家にも頼れず、旧友の部屋に居候していると、地元の動物園でのアルバイトを紹介される。

そこは動物たちの健康と幸せを第一に考える、世界でも珍しい「動物福祉」に力を入れている動物園だったが、市の予算縮小で、園の運営は危機的状況に置かれていた。

亮太は、園長の野田や獣医師の彩たちと働くなかで、動物福祉の重要性を痛感するようになる。そしてこの取り組みを自らの漫画で伝えるために、再びペンを握ることを決意する…。

佐藤寛太、動物たちと触れ合って“いのち”と向き合う

ニッポン放送「しゃベルシネマ」

主演を務めるのは、地元・福岡県出身の佐藤寛太。夢破れて故郷に帰るものの、家族や仕事仲間、動物たちと触れ合いながら、再び前を向いて歩き出す青年・亮太を繊細に演じています。

ヒロインの獣医師・彩役には、今後の活躍が期待される藤本泉。さらに武田鉄矢、渡辺美佐子、浅田美代子と、ベテラン俳優が脇を支え、高杢禎彦や今田美桜ら福岡県出身の俳優が顔を揃えているのも見どころです。

佐藤寛太、動物たちと触れ合って“いのち”と向き合う

ニッポン放送「しゃベルシネマ」

ハズバンダリートレーニングをはじめとした飼育中の様子は、実際に俳優自身が動物とコミュニケーションを取って撮影。動物と人間の信頼関係がスクリーンから溢れ出ているのも、本作の魅力のひとつと言えるでしょう。

いのちと向き合うことの大切さと尊さが伝わって来る、優しさに満ちた1作です。

佐藤寛太、動物たちと触れ合って“いのち”と向き合う

ニッポン放送「しゃベルシネマ」

『いのちスケッチ』

2019年11月8日(金)福岡県先行公開、11月15日(金)から全国公開
監督:瀬木直貴
脚本:作道雄 音楽:高山英丈
主題歌:Insheart「瞳の中のあなた」
出演:佐藤寛太、藤本泉、芹沢興人、須藤蓮、林田麻里、前野朋哉、塩野瑛久、大原梓、今田美桜(友情出演)、風間トオル、高杢禎彦、浅田美代子、渡辺美佐子、武田鉄矢
(C)2019「いのちスケッチ」製作委員会
公式サイト http://inochisketch.com/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

Page top