遠藤憲一が熱い想いを語る「コンプライアンスが厳しい時代に、真逆のヤバい作品」

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ひろたみゆ紀による取材レポート。今回は、テレビドラマ『それぞれの断崖』の制作発表会。

遠藤憲一が熱い想いを語る「コンプライアンスが厳しい時代に、真逆のヤバい作品」
まさしく大人です!

「コンプライアンスが厳しい時代に、真逆のヤバい作品が出来上がりました!」

主演の遠藤憲一さんにそう言わしめた東海テレビ制作の“オトナの土ドラ”『それぞれの断崖』(フジテレビ系全国ネット)の制作発表会に潜入して参りました。

遠藤憲一さんは、中学生の息子の不登校と家庭内暴力に悩む中年サラリーマン・志方恭一郎役。ある日、その息子が同級生に殺されてしまいます。14歳未満の加害少年は、少年法に守られて罪に問われないという理不尽に憤り、志方はメディアを通じて少年を糾弾します。その行き過ぎた言動から猛烈なバッシングを受け、職を失い家族もバラバラになってしまうと、志方は怒りの矛先を加害少年の母親に向けます。憎悪を抱いて近づいた美しく儚げなシングルマザー。志方は、彼女の中に自分と同じ孤独と絶望を見つけ、揺らぎ始めます。そして、怒りと復讐心はやがて彼女への愛へ…… 志方はもはや自分が後戻りできない断崖の上に立っていることを自覚していました-----

“被害者の父”と“加害者の母”の禁断の愛…確かに、ヤバいドラマです。

原作は、社会派ミステリーの名手・小杉健治さんの「それぞれの断崖」。小説を読んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、どうやらドラマの結末は小説とは違うようですよ。演じる方々も結末がどうなるかわからないとおっしゃっていました。

遠藤憲一が熱い想いを語る「コンプライアンスが厳しい時代に、真逆のヤバい作品」
制作会見場に現れたのは、素敵オトナの3人。主演の志方恭一郎役の遠藤憲一さん。その妻・雪子を演じる田中美佐子さん。そして禁断の恋に落ちる加害者の母・八巻はつみ役の田中美里さん。両手に花の遠藤さんは終始テンション高く、ドラマへの熱い想いを語ってくれました。

「まさか58歳になって、本格的な恋愛ものをやるとは思っていませんでした。若い時は、だいたい襲う役でしたから」

と話し、会場を爆笑の渦に巻き込みました。さらに、

「キスシーンはこれからですが、先にやっちゃったシーンを撮ったんです。カーッとなって、外さないでって言われていたブラジャーまで外しちゃいました」

と白状すると、田中美里さんは

「ポロリとなっちゃって。頑張ってカメラに映らないように、背中を向けていたんですけど。格闘技みたいになりました」

と苦笑い。

遠藤憲一が熱い想いを語る「コンプライアンスが厳しい時代に、真逆のヤバい作品」
この発言を聞いた妻役の田中美佐子さんは

「おっぱい見たの? やりすぎだよ」

と、遠藤さんにすかさずツッコミを入れる様子はまるで熟年夫婦のようでした。

遠藤憲一が熱い想いを語る「コンプライアンスが厳しい時代に、真逆のヤバい作品」
ドラマの内容とは全く逆の笑いの絶えない会見場の雰囲気がガラッと変わったのは、主題歌を歌うCHEMISTRYのお二人の登場シーンでした。主題歌「Angel」をカッコよく熱唱。素晴らしいハーモニーに全員がウットリでした。2017年に活動を再開したCHEMISTRYにとっては10年ぶりのドラマの主題歌で、切なくも力強い楽曲がドラマにピッタリです。

田中美佐子さんが「こんな話は世界に1人もいない、あり得ないと思っていました。でも、やってみるとあり得るかもと思えるようになってきました」と話したように、ありえないドラマチックな展開に覗き見したくなること間違いなし!

“被害者の父”と“加害者の母”。心の断崖を抱える二人の愛の行方は……

遠藤憲一が熱い想いを語る「コンプライアンスが厳しい時代に、真逆のヤバい作品」
禁断の愛に翻弄され崩壊する家族とそれぞれの再生の人間ドラマ。暑い真夏の土曜の夜はあなたも断崖に立ってみませんか?

東海テレビ制作・フジテレビ系全国ネット
オトナの土ドラ『それぞれの断崖』
8月3日(土)スタート 毎週土曜日 23時40分~
公式サイト:https://www.tokai-tv.com/dangai/

遠藤憲一が熱い想いを語る「コンプライアンスが厳しい時代に、真逆のヤバい作品」

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