新行市佳のパラスポヒーロー列伝

「なぜ、これほど強いのか」 ゴールボール強豪国トルコの秘密

ニッポン放送アナウンサーの新行市佳が、注目選手や大会の取材などを通して、パラスポーツの魅力をあなたと一緒に発見するための連載企画「パラスポヒーロー列伝」。今回は、東京2020パラリンピックでも注目の競技「ゴールボール」の世界の強豪国について取り上げます。

「なぜ、これほど強いのか」
先月(2月)に千葉ポートアリーナで開催された「天皇陛下御在位三十年記念 2019ジャパンパラゴールボール競技大会」でトルコ女子代表が優勝。
エースのセブダ・アルトノロク選手が相手チームに合わせて投げるボールを変化させていたことからも多様な戦略を持っていることをうかがい知ることができました。
その強さの秘密について、トルコ女子代表アシスタントコーチのエレン・ユルドゥルムさんにお話を聞きました。
トルコにはゴールボールのリーグが男女ともにあり、ディビジョン1~4まで、そしてその下にプロモーショナルリーグがあります。
1~4までのディビジョンにそれぞれ8チーム入り、毎シーズン上位2チームが昇格、下位2チームは降格する仕組みになっています。
ディビジョン1はプロフェッショナルディビジョンで、チームから報酬を得ており、移籍金なども発生するそう。日本で言うところのJリーグと似ていますね!
また、トルコの盲学校ではゴールボール専門の体育教師やコーチがおり、スクールトーナメントが行われています。
そこから、ゴールボール連盟が有望な選手をスカウティングする等、育成システムが充実しているのだとか。
トルコにおけるゴールボールの競技人口は、女子だけで「おそらく200人を超えるだろう。」とのことでした。
学生時代からゴールボールを知るきっかけがあること、そして毎シーズン昇格をかけたチーム同士の戦い行われていることからも、トルコのゴールボール競技力が上がっていることには納得です。
ジャパンパラ大会で優勝した直後、圧倒的な強さを見せたエースのセブダ選手は「まだ50パーセントくらいの仕上がり」とコメント。
トルコは日本が金メダルを狙う上で、立ちふさがる大きな壁。
4月下旬に日本代表はトルコに遠征し、強化合宿を行う予定です。
ゴールボールの虎の穴で日本代表のさらなる成長が期待されます。

【新行市佳のパラスポヒーロー列伝 第12回】

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