新行市佳のパラスポヒーロー列伝

”世界王者”日本代表のエース 池崎大輔(ウィルチェアーラグビー)インタビュー

ニッポン放送アナウンサーの新行市佳が、注目選手や大会の取材などを通して、パラスポーツの魅力をあなたと一緒に発見するための連載企画「パラスポヒーロー列伝」。今回は、昨年世界選手権で金メダルに輝いた「ウィルチェアーラグビー」日本代表のエース 池崎 大輔(いけざき・だいすけ)選手のインタビューをお届けします。

「プレッシャー!プレッシャー!」体育館中に響き渡るケビン・オアーHCの声。
先月1月22日~27日にかけてウィルチェアーラグビー日本代表強化合宿がお台場にあるパラアリーナで行われました。
前回の記事では、現役高校生の若手選手・橋本勝也(はしもと・かつや)選手へのインタビューをお届けしましたが、今回は日本代表エース 池崎 大輔 選手(三菱商事 所属)にお話を伺った模様をお送りします。

池崎大輔選手

今年に入ってから初となる今回の合宿について、まずは振り返って頂きました。
「色々な選手が入ってくる中で、様々な組み合わせを試されている合宿だなと感じました。
対応力だったり、いかにチームスポーツとしてやっていけるかというところの能力の見られているんだなぁ・・・と。
その選手の性格や持っているパフォーマンスというのを引き出しながら、チームとして+1、2っていう力をつけることが必要になってくると思うので。日本の足りないところ、改善しなくてはいけないところってシチュエーションの練習ですよね。自分も身が引き締まる思いでやっていたので、今のところは満足、充実している合宿ですね。」

練習中に池崎選手が他の選手にアドバイスをしたり、声をかけている場面が多くあったのも印象的でした。
「気が付けば上から3番目っていう(笑)色々経験をしている中で、若手が入ってきながらもやっぱり教えていくということもしていかないと。勝ちにこだわるのは良いことであり、悪いことでもあるんですよね。
もちろん勝つことを優先しますけれど、それだけでやってしまうと競技の先がないというか。
若手が成長しなかったり、入ってこなかったりということもあるので、自分が知っていることを常に伝えていくというのはもちろんやっています。
そういうことが増えてきてる中、自分も結構歳なんだなぁ・・・と感じつつも、まだまだ若者には負けませんよっていう気持ちでやっていますけれどね。」
1978年生まれ、41歳の池崎選手は、オフェンス・ディフェンスともに積極的なプレーで試合の流れを何度も日本に引き寄せてきました。さらに、自分自身を高めるためにアメリカ・アリゾナ州を拠点にしているチーム「ワイルド・キャッツ」に所属し、平日はチーム練習、週末は試合という密度の濃いシーズンを過ごしています。
「フィジカル面や強度が違うので、そういうところに身を置いて経験するっていうのは大事だと思いますし、日本でできないことをアメリカで経験して。
経験って自分の財産になるものなので、それをもってきて日本チームにフィードバックしてチームを強くしながら、自分も成長していく。
それが実になるかどうかってわからないですけど、やらないで後悔するよりやって後悔したほうが良いと思うので。」

最後に、一年後に東京パラリンピックを控えての今年の目標と抱負を語って頂きました。
「今年10月に開催されるワールドチャレンジの頂点ですね。
ラグビーワールドカップと同時開催なので、そこで結果を出して盛り上げて、2020年に爆発するという流れは理想です。
自分がチームどれだけ貢献できるか、チャレンジしていくかが大切で、今年は色々と挑戦しながら、打ちのめされながら、一つ一つ成長していける年にしたいなぁと思っています。」

【新行市佳のパラスポヒーロー列伝 第10回】

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