電子レンジの原理は「軍事用レーダー」の実験で偶然見つかった

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電子レンジの原理は「軍事用レーダー」の実験で偶然見つかった

電子レンジの歴史

電子レンジの仕組み

『マイクロ波』で温める

電子レンジは『マイクロ波』という『電磁波』で食べ物を温めていますが、マイクロ波は陶器やガラスといった“水を含まない物質”を通り抜けて行きます
それでも食べ物を入れた陶器やガラスは電子レンジに入れると、温まったり熱くなったりします。
これはマイクロ波によって温められたのではなく、なかに入れられた食べ物の熱によるものです。

マイクロ波は金属にあたると反射します。そのため、金属製の容器に食べ物を入れても温まりません。
アルミホイルで魚の尾ビレの部分を覆ったりするのは、この性質を利用して、加熱し過ぎないようにしているからです。

発明のキッカケはチョコレートバー!?

1945年、軍事用レーダーの実験中に…

このようにマイクロ波という電磁波でモノを加熱する方法を開発したのは、アメリカの技術者、パーシー・スペンサーさんです。
1945年、軍事用のレーダーの実験をしていたところ、ポケットに入れていたチョコレートバー(菓子)がすぐに溶けてしまったそうです。
その後も同じことが続いたため調べたところ、レーダーからの電波、つまりマイクロ波が原因だということが分かりました。

これを調理に応用したら、食べ物を温めることができるのでは? そう考えて開発されたのが、電子レンジだと言われています。
こうして誕生した、世界で初めての電子レンジの名前は『レーダーレンジ』でした。

その後、この技術が日本にも伝わって、国産の電子レンジの開発が進められて行きます。

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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