大納会で2万円台死守から2019年の相場は?

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月31日放送)にジャーナリストの須田慎一郎が出演。今年の大納会の出来について、そして来年度の動向について解説した。


28日の東京株式市場は今年最後の取引『大納会』で、日経平均株価が去年と比べ、2750円17銭およそ12%安い、2万とびとび14円77銭で取引を終えた。年末の株価が前の年と比べて低くなった、前年割れとなったのは、東日本大震災が発生した2011年以来7年ぶりとなる。

 
飯田)須田さん、2万14円77銭。去年と比べて12%安だったということでした。12月にダダダと下がって来ました。

須田)そうでした。なおかつ大納会の日は取引量が少ないんです。俗に『板が薄い』というように言われていますが、まさに今回の大納会も板が薄い状況の中で20014円。これは一体どういう意味を持つのかといいますと、買い手がほぼひとつの機関に限定されていた。それがどこかというと日銀です。日本銀行だけがずーっと買っていたということです。その意図をマーケット的に見てみると、2万円台だけは何とか守るぞ、死守するぞとシャカリキになって日銀が買い支えたというのが実態ではないのかと思います。

飯田)2万円台に踏みとどまったかという感じでした。

須田)14円というのがギリギリです。日銀の力をもってしても2万14円。こういうあからさまな結果になってしまったのかなという感じがします。
話が横にそれますが、30年以上マーケットを見続けていますが、マーケットというのは頭の中でイメージして頂きたいんですが、弓矢のようなもの。矢を飛ばすために引っ張っているような状態が今なんです。つまり弦は今の株価水準と考えてもらっていいんです。人の力、人為的に一定水準を維持する形で今の株価が形成されている状況。

飯田)引っ張りに引っ張っている。

須田)そうです。そうすると手を緩めた途端に本来あるべき水準にものすごいスピードとものすごい力で戻っていくものなんです。これは過去の事例をもってしても明らかなんです。そうするといつまでも日銀が弦を引っ張っていられるのかどうなのか、と考えると、いずれその手を離さざるを得ない。あるいは限界を迎えるという状況で、そうなって来るとクラッシュという状況が場合によっては起こるのではないかと思います。ですから投資家が株価水準低いから買おうかと、買い出動が出る状況になってくれば、買い手が日銀から投資家へとバトンタッチが出来るんですが、果たしてそういう状況は生まれるのかどうか。というのが来年の一番大きな焦点ではないかと思います。

飯田)この時期になるとエコノミストの方々の予想が出ていますが、来年は経済的には厳しいファクターが多いのではないかと言われています。消費増税もそうですし、あるいはイギリスのEU離脱もどうなるか分からない。そんな中で上値が重い展開になるのではないかと予想されている方が多いです。

須田)くれぐれも気を付けて頂きたいんですが、銀行・証券に所属している経営者や社員の方々、あるいは銀行証券系のシンクタンク、調査機関は完全にポジショントークです。今や株価水準が安い安いと言ってますが、今年日経平均株価が3万円に届くなんて大馬鹿なことを言っていたやつがいたんです。何の反省もなく2万14円。これをどう見るんだよお前?と言いたいですけど、そういったポジショントークに惑わされない、一切聞かなくていい、はっきり申し上げて。この番組だけでいい!

飯田)須田さんの独自の2018年揺るがしたニュース、そしてその先というのを、また聞いていきたいと思うんですが、どうですか2019年の相場というものは?今言うような話でもないのでしょうか?

須田)前半は相当厳しいと思います。なぜかというと、今年の後半戦で株価が下がってきた中で、外国人投資家が一斉に売りに回った、買ってないということなんです。もちろん外国人投資家はファンドにしても個人投資家にしても、12月末が決算期なので一旦リセットするんですけど、では1月はどうなのか、注目していただきたいと思います。

飯田)1月の頭の相場、第1週や第2週ということでしょうか。

須田)そこで買ってくれるのかどうか。そこが一つの試金石になるとみて頂いていいと思います。

 

飯田浩司のOK! Cozy up!
FM93AM1242ニッポン放送 月-金 6:00-8:00

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