「日本は組織で戦えば何でもできる。陸上男子400メートルリレーは改めて勉強になった。」サッカー日本代表・バヒド・ハリルホジッチ監督(64歳) スポーツ人間模様

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写真提供:産経新聞社

きのう都内のJFAハウスで9月1&6日に行われる「2018FIFAワールドカップロシア・アジア最終予選」の日本代表24人が発表されました。
国際試合が開催されるたびのセレモニーが、この日はちょっと違う雰囲気になりました。
何と、ハリルホジッチ監督が90分間にわたる独演会をおこなったのです。

これまでは自己顕示欲が人一倍強く、何とも食えない人という気難しさばかりを漂わせていましたが、いろいろなことを考えているんだなぁということを感じさせるものでした。
リオデジャネイロオリンピック、日本選手団の活躍をちゃんとチェックして、

「日本が過去最高の41個のメダルをとった。本当に素晴らしいことだと思う。中でも、私が感心したのは、陸上男子の400メートルリレー。日本がアメリカを破って、銀メダルを獲得した。もし、アメリカ人と日本人が1対1の勝負だったら、絶対にかなわなかっただろう。しかし、日本は組織で戦えば何でもできる。改めて勉強になった。感謝したい。」

同じことがサッカーでもできる、というわけです。

当然、それには、個々のレベルアップが必要になるわけで、パワーポイントで、あのポルトガル代表、クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)を持ちだし、上半身裸のクリロナをスクリーンへ映し

「世界一の選手が、ここまで努力をして自身を鍛え抜いている。何で、そんなことを日本人選手はわかろうとしないのか。サッカーの選手は、体脂肪率10パーセントが理想。にもかかわらず、私が来日した時は、80パーセントの選手が条件にそぐわなかった。16-18パーセントがゾロゾロいたからね。」

なるほど、クリロナを手本にすれば、説得力は格段にアップ、このプレゼンテーションのアプローチは抜群でした。
加えて、

「私は残念なことに君たちの前で、上半身をお見せするわけにはいかない。食べ過ぎのせいか、腹回りにちょっと余裕が…。ただ、時間をみつけて、90分間、ランニングを行うようにしている。」

と、確かに、スーツの上からでも、肉体は64歳という年齢を感じさせないほどスマート。
さらに一気にボルテージが上がって、肉体以外にも、次々と代表への注文が続きました。

「あと一つ、この1年半あまりで、がっかりしたことは、せっかく代表の練習へ来ても、こんにちは、という一言だけしか発しない選手がいる。なぜ、もっとコミュニケーションをとろうとしない。信じられないことだ。」

一方、選手からみたハリルホジッチ監督はどう映っているかといえば、長友がこんな感想を漏らしています。
「歴代の代表監督でも、厳しさという点では右に出る人がいないかもしれない。でも、ただ厳しいだけではなく、選手に対する愛を感じる人ですよ。」
たとえ、素質は抜群でも、規律を乱すようなことは許さない。
今回、落選した鹿島の金崎夢生について、20日のJリーグ、湘南戦。後半25分、途中交代を命じられると、石井監督に怒りをぶつけたシーンを見て、
「とうてい受け入れがたい行為。代表の基準に達していない。」
とバッサリと切り捨てています。

ちなみに、90分間にわたる会見が終了すると「1試合できたね」と大笑いしていました。

8月26日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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