沖縄県知事選~建前と本音が絡む沖縄選挙の難しさ

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(9月13日放送)国際政治学者の高橋和夫が出演。沖縄県知事選について沖縄の民族性を解説した。

沖縄県知事選本日告示~普天間基地移設問題で一騎打ち

翁長雄志知事の死去に伴う沖縄県知事選。前宜野湾市長の佐喜真淳氏、自由党幹事長の玉城デニー氏、そして渡口初美氏、兼島俊氏が立候補を届け出た。

飯田)これについては辺野古問題一色に見えます。どうご覧になりますか?

高橋)何度も沖縄に行き、沖縄の新聞を読み、大学関係者と話をしていると、これは絶対に安倍さんが支持する人が勝てるはずはないと思います。
しかし、選挙をすると、いつも接戦ですよね。だから、沖縄の人は我々に本音を語っていない気がします。「基地は仕方ないと思う」とか「政府から補助金をもらった方がいい」などとはカッコ悪いから、人前では言わない。でも、選挙結果を見ると接戦で一方的な勝負にはならない。沖縄の不思議だと思います。

特に人脈で動く票が多い沖縄

高橋)沖縄だけではなくどこの選挙でもそうですが、沖縄の方は政策や政党ではなく、「あの人は親戚だから」とか、人脈で動いている票もかなりあるようです。沖縄は地縁の伝統社会なのかなと思います。

飯田)確かに、「あの人は知り合い」とか「握手してくれた」とか、選挙のときはそこから一票ずつ出てくると言われますよね。それがより強くなる?

高橋)おそらく、沖縄社会の伝統的な面が出てくるのだと思います。実際には沖縄だけでなく全国がそうですが、特に沖縄でそれを感じることが多いです。

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