“男”が主役の作品があった「朝ドラ」豆知識

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“男”が主役の作品があった「朝ドラ」豆知識

「草野満代 夕暮れWONDER4」(7月24日放送)で、映画評論家の清水節が出演し、『教えて!朝ドラのおもしろ豆知識!!』を解説した。

草野)清水さん、朝ドラにも詳しいんですか?

清水)そうなんですよ。朝ドラは“目覚まし時計”代わりです。僕が4歳のころ、1966年の「おはなはん」から観ていますからね。

ちなみに、パーソナリティの草野満代さんは元NHKアナウンサー。朝ドラにも詳しいかと思いきや…

草野)わたし、NHKにいましたけど、朝ドラに関しては(ウラ話とか)全然知らないですね。

そんな国民的ドラマである朝ドラについて、解説した。

清水)そもそも朝ドラは1961年にスタートしましたが、正式名称は「朝の連続テレビ小説」なんです。それ以前の1950年代は、ラジオで「ラジオ小説」というものが放送されていたんです。また、テレビ小説というだけあって、朝ドラは「ナレーション」が多め。これは、家で家事をする女性が、テレビ画面を見ずに、耳で聴くだけで、内容がわかるように作られているんです。

また、朝ドラといえば、抜擢される主演女優のキャスティングも楽しみの一つ。若手女優の登竜門的な位置づけのイメージだが、清水さんによると、そんなことはないという。

清水)朝ドラ第一作目の1961年「娘と私」は、ヒロイン女優という概念ではなく、文豪・獅子文六による小説をドラマ化したものだったり、男性の俳優・笠智衆が主人公だった作品もあったんです。

草野)すごい!そんな時代があったんですか!

清水)それが、なぜ女性が主人公のドラマにシフトしていったかというと、1964年の「うず潮」という作品がキッカケなんです。

草野)東京オリンピックの年だ。

清水)そうなんです。この作品の脚本を担当したのが田中澄江さんという方、そして原作は「放浪記」などでおなじみの、林芙美子さん。林芙美子さんは、明治~昭和初期生まれの女性に、大人気だった作家さんだったんです。そんな彼女の半生をドラマ化したのが、この「うず潮」なんです。林芙美子のドラマチックな半生は、ファンはもちろん、彼女を知らない人にも刺さって、高視聴率を獲得したんです。

この「うず潮」のヒットをきっかけに、女の一生をテーマに描く朝ドラの土台が出来上がったという。

清水)ただね、この時期に朝ドラに出ていた女優さんはそこまでブレイクしていないんです。というのも、当時の朝ドラは半年ではなく1年間放送されていました。なので、忙しい、売れっ子映画女優は、スケジュール的に出演できなかったんです。当時の作品には、大阪で舞台を中心に活動している若手女優さんが多く出ていました。

さらに、朝ドラには、あのノーベル文学賞を受賞した大物も携わっていたとか。

清水)ノーベル文学賞を受賞する前の作家の川端康成が原案を考えた1965年の朝ドラ「たまゆら」もあります。当時、川端康成は、テレビドラマ大好きで、非常に協力的だったそうです。

 

草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40

番組情報

草野満代 夕暮れWONDER4

毎週月曜〜木曜 16:00 - 18:00

番組HP

素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)

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