宇宙へ旅立ったクジラの歌声と光るホタルの共通点

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宇宙へ旅立ったクジラの歌声と光るホタルの共通点

宇宙へ旅立ったクジラの歌声と光るホタルの共通点

突然ですが、クジラが歌うことをみなさんはご存知でしょうか? ザトウクジラは他のクジラの求愛の鳴き声とは違ったラブソングを歌い、パートナーを探します。海はあんなに体の大きなクジラであっても、仲間を見つけるのも難しいほどに大きいのです。そんな海には音の響く道のようなものがあり、ザトウクジラの歌声ははるか遠くまで響き渡るらしいのです。そして、そのメロディは毎年アレンジされながら、脈々と受け継がれていきます。

このクジラの歌声はボイジャー1号・2号によって宇宙へと旅立ちました。ボイジャー計画とは太陽系の惑星と太陽系外の探査計画のこと。そこには「地球の音」というタイトルのゴールデンレコードが搭載され、さまざまな地球のサウンドが収録されています。その中のひとつがザトウクジラのラブソング。いつか地球外知的生命体に発見されることを待ちながら、宇宙を漂います。

宇宙の暗闇を漂う金色の姿、何かに似ていませんか? 私はホタルを思い浮かべます。
すべてのホタルがおしり(腹部の後方)を光らせるわけではありません。ホタルのなかでも特にゲンジボタルやヘイケボタル、ヒメボタルが光を帯びて飛び交います。光はオスとメスが「僕は(私は)ここにいる」と合図を送っているのです。そうしてオスとメスは出会い、命がつながっていきます。

どうしてボイジャーは旅に出たのでしょう。はるか彼方の宇宙へ出向く必要があったかといえば、そうではないかもしれません。けれど、その答えは意外とラジオにあるように感じます。ラジオ放送はカナダのレジナルド・フェッセンデンが今から100年以上前にたったひとりではじめました。彼がどんな気持ちで世界初のラジオ放送を行ったか、私たちはなんとなくわかるのではないでしょうか。

「僕は(私は)ここにいる」。クジラもホタルも人類も、同じように誰かを探し、命をつなげているのですね。

 

ホタル観賞会 市川市動植物園

ホタル観賞会(市川市動植物園HPより)

暑さが少し和らいだ夕暮れ、幻想的に飛び交う野生のヘイケボタルを見に出かけてみませんか。

7月21日(土)~8月5日(日)まで、市川市の大町公園・自然観察園で『ホタル観賞会』が行われます。入園は無料、この期間は、閉門時間を延長して、午後8時30分まで自由にゆっくりとホタルを観察できますよ。

また、『ホタル観賞会の夕べ』と題した無料コンサートも開かれます。今月22日(日)は、女性3人組バンド「Trialogue(トライアローグ)」のみなさん。来月4日(土)は、さかいりしゅんすけさんのアコースティックギターの弾き語りです。場所は、観賞植物園のロビーで、時間は午後6時~7時までです。

大町公園までのアクセスやホタルを見るときの注意点など、詳しくは、「市川市動植物園」のホームページ・イベント情報をご覧ください。

ホタル観賞会
期間:7月21日(土)から8月5日(日)
※荒天の場合は観賞会中止です。
電話:047-338-1960(動植物園)
※7月23日(月)と7月30日(月)はお休みです。
期間中、大町公園自然観察園の閉門時間を午後8時30分(入園できるのは午後8時まで)に延長します。
ホタルは夕方暗くなると光りはじめます。
自然観察園内を観察するには、30分程度は必要です。
※ 突然の夕立に備えてお天気がよくても傘をお持ちになることをお勧めいたします。

観賞植物園ホタルの夕べ(ロビーコンサート)
7月22日(日)、8月4日(土)は観賞植物園ロビーでコンサートを実施します。
時間:午後6時00分~7時00分
7月22日(日)J-POPソングなど
8月4日(土)アコースティックギター

http://www.city.ichikawa.lg.jp/zoo/0605.html

【ハロー千葉】

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