ダイヤモンドバックス・平野が野茂英雄から教わったこと

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「飯田浩司のOK! Cozy up!」(7月5日放送)では、「連続無失点記録」を26試合に伸ばして絶好調のダイヤモンドバックス・平野佳寿投手が野茂英雄から教わったエピソードを紹介した。

平野 佳寿 アリゾナ ダイアモンドバックス MLB セントルイス カージナルス

アリゾナ・ダイアモンドバックスの66番・平野佳寿投手がMLBの7回戦、対セントルイス・カージナルス戦でリリーフ投手としてピッチに登場、ウォームアップのため投げる=2018年7月3日アリゾナ州フェニックス・チェイス・フィールド Christian Petersen/Getty Images/AFP  写真提供:時事通信

 

今年、メジャーリーグの話題をさらった日本人選手といえば、エンゼルスの「二刀流」大谷翔平ですが、大谷が故障で欠場している間、目立ちませんが、中継ぎでコツコツと結果を出し続けているのが、ダイヤモンドバックスの平野です。

日本時間の昨日行われた、ダイヤモンドバックス 対 カージナルス戦。平野は、ダイヤモンドバックスが2点リードした7回、ツーアウト満塁と、長打が出ればたちまち逆転、という厳しい場面で登板。

初球、落ちる球・スプリットで、バッターをサードゴロに仕留め、たった1球で見事ピンチを切り抜けてみせました。チームの連敗も4でストップ。これで平野は、5月6日のアストロズ戦で2失点して以来、2ヵ月近くも失点がなく「連続試合無失点記録」を「26試合」に伸ばしました。

もし、今日のカージナルス戦で登板して無失点に抑えると、上原が2013年、レッドソックス時代に作った日本人記録「27試合連続無失点」に並びます。ちなみに、メジャーの新人記録「29試合」にはあと3試合。2011年、当時ブレーブスの絶対的守護神だった、クレイグ・キンブレルの偉大なメジャー記録「38試合連続無失点」の更新も、決して夢ではありません。

日本ではオリックス・バファローズで、中継ぎ・抑えの両方で活躍した平野。ここ数年は打ち込まれるケースが増え、30代半ばでのメジャー移籍は「無謀」とも言われましたが、平野には大きな武器がありました。

それは以前、オリックスの臨時コーチを務めた野茂から直々に教わった「えげつなく落ちるフォークボール」です。近年、メジャーではストレートに近い角度から落としていく「スプリット」(いわゆるSFFボール)が主流になっており、野茂が投げていたような、ストーンと落ちるフォークを投げるピッチャーは珍しくなっています。見慣れてない分「なんだ、この魔球は?!」となるようです。しかもメジャーのバッターは、日本人バッターと違って、初球から積極的にバットを振ってきますから、面白いように凡打の山を築いています。

平野の活躍で、ダイヤモンドバックスは現在、ナショナルリーグ西地区の首位を快調に走っています。そんな平野の夢は「大谷と対戦すること」。エンゼルスとはリーグが違うため、インターリーグ(交流戦)でしか当たりませんが次は8月に対戦が組まれています。夢の日本人対決、実現を期待しましょう!

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