北方領土問題~可能性あるのは「沖縄方式」か

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5/28 FM93 AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!③

21回目の日露首脳会談の成果は?
7:16~お早う! ニュースネットワーク その2:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)

プーチン 大統領 安倍 晋三 首相 ロシアにおける日本年 開会式 乾杯

2018年5月26日、モスクワのボリショイ劇場で、ロシアのプーチン大統領(左)と安倍晋三首相(右)は、「ロシアにおける日本年」の開会式で乾杯しました / AFP PHOTO / SPUTNIK /アレクセイ・ドゥルツィニン 写真提供:時事通信

日露首脳会議~1対1で2時間30分の話し合い

週末のモスクワで行われた日露首脳会談は、安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領が通訳のみ交えた1対1の少人数での、夕食会を伴う拡大会合で、合計2時間30分話し合いを行った。北朝鮮非核化に向け緊密に連携していくことや、米朝首脳会談の開催と成功に向け後押ししていく考えでも一致したが、北方領土返還に向けた実質的成果は無かった。

飯田)通訳のみを交えた1対1の会談を「テタテ(フランス語で内緒話の意)の会談」と言うそうです。これを毎回していますが、けっこう珍しいというか、突っ込んだ話をここでやるそうですね。

須田)腹を割って話をしているのでしょう。ただ、そのなかで北方領土問題がかなり大きなテーマになってきているのは聞いています。いま「北方領土返還に向けた実質的成果無し」と言われましたが、僕はそう見ていません。これは一気呵成に進んでいく問題ではなく、ジリジリと進んでいく話です。どうやって進んでいるのかというと、「沖縄方式」ということが聞こえています。つまり「主権(領土)は日本だけど、施政権含めて共同管理していこう」と。極東ロシア軍の北方領土におけるあり方とか、経済協力のやり方とか。そういうところをすべて言っているだろうな、と見て取れます。

飯田)何か条約を噛ませ、すでに国後にいるロシア軍は残す形で、どうにかならないかと?

須田)そこは時間軸ですよ。最終的には撤退するけど、いきなりは無理。いきなり撤退して米軍が入ってくるのはロシア軍として看過できない。そこをどう進めていくか。
ただ、これはロシアと日本だけでなく、日米関係もあります。なので、そんなにスムーズに進む話ではないのです。

プーチン大統領と信頼の厚い安倍総理が北方領土問題解決のベストパーソン

飯田)日米安全保障条約では、「米軍はどこでも駐屯できる」と書いてあるから、一足飛びに「日本の主権」と認めてしまうと、ロシア軍として都合が悪い。

須田)その辺をどう進めていくかが、1つの大きな課題として残っている。

飯田)でも、考えてみるとそうした具体的な話が出ているんですね。

須田)その点で言うと、プーチンさんと安倍総理の人間関係は良好ですよね。そして、安倍さんとトランプさんの人間関係も非常にいい。すると、安倍総理を軸に、この問題を進めていける可能性が極めて高いと考えていいと思います。

飯田)これまでの積み重ねで21回も首脳会談しているのも、過去に例を見ないですね。

須田)それも無駄ではない。やはり、信頼関係の醸成は必要ですからね。

飯田)ロシアみたいに、一応は民主主義となっているけど、プーチンさんの上意下達が利くところは、トップ同士の信頼が大きく作用するわけですね?

須田)強権政治ですからね。物事を決められるのがプーチンさんしかいないわけですので、彼に太いパイプを持ち、人間関係を築いている点では、北方領土問題解決や、その糸口を掴んでいく点では、安倍総理はベストパーソンだと思います。

飯田)今日の読売新聞ですが、一方で議員外交というか、二階幹事長が最近いろいろ動いているらしく、メドベージェフさんと仲良くなったとか。いろいろパイプを使って物事を動かしていく意味では、複数パイプがあった方がいいわけですよね?

須田)対北朝鮮も同じですが、それだけでは物事は進まないのです。議員外交を否定するわけではないですが、むしろ、いろいろな利害関係が絡んでしまうので、「議員外交はほどほどに」が私の持論です。パイプはいろいろ必要だけど。

飯田)たしかに、かつて「金丸訪朝団」とかいろいろあったけど、動いたかというと違ったわけですからね。今後、6月12日までにいろいろ動くかもしれません。見ていきたいですね。

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