台東区根岸5丁目にあります、「鈴木酒販」さんの
角打バルに作った、特設スタジオから
他のお客様に見守れながら、お届けしています。
鈴木酒販さんの目印は、入口の軒下に釣りさげられた大きな
マリモのようなものが目につきます。
実は、あれは酒林(さかばやし)、別名杉玉(すぎたま)などと
呼ぶこともあるそうですが
スギの葉を集めてボール状にしたもの。
奈良県桜井市の三輪山を神体山とする三輪神社の神様が
酒造りの大物主神(おおものぬしのかみ)なんです。
そこで神社がある三輪山のスギと酒作りが結びついて
酒林が、酒屋さんのトレードマークになったといわれています。
江戸時代、酒屋さんでは、酒の量り売りをする店が増えました
当時、酒屋で飲むことを 居酒(いざけ)と呼んだそうです。
独身男性が多かった江戸の街は、当時、世界一外食産業が
発展していました。
料理茶屋や寿司、そば、かば焼き…とと多くの飲食店でも
お酒が出されていましたがあくまで料理を提供するのが主流。
そんな中、客に居酒をさせることを目的とした酒屋さんが増加。
こうして、居酒屋が誕生していったといいます。
鈴木酒販さんのような酒屋さんが、お酒と料理の文化を
育んでいったんですね…
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