今週は、お酒の席で使われる日本語を考えようという一週間を
お届けしています
今夜は…「無礼講」について。
「無礼講 本気にしすぎて 飛ばされる」なんて川柳もありますが
意味は皆さんもよくご存知だと思います
この無礼講の由来は、鎌倉時代にさかのぼるそうです
後醍醐天皇が鎌倉幕府を倒す意思を探るために
仲間と密談をしたそうですが、その内容が外に漏れないよう
身分関係を抜きにしてハメをはずした酒宴を催したそうです
当時の宴席は、席順もきっちりと決まっていて
座席のグレードも違っていたそうですが、
そのしきりたりを無視して、途中で立ち上がって
いろんな人にお酒を勧めるふりをして、密議をしたそうです
「無礼講」の元々の意味は
「本来座席を立ってはならない参加者が席を立ち、酌をすること」を
言ったそうです。
やがて、上下の関係なく酒を飲み、自由に発言する酒の席を
意味するようになりました
時代は変わって最近は、無礼講ではめを外す人も
あまり見かけなくなりましたが
あなたの職場ではいかがですか?
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