先日ミーナさんは鹿児島県の知覧という町に行ってきたそうです。
昨夜は、その時の体験を伺いましたが
皆さんは、知覧という街をご存じですか?
太平洋戦争末期に特攻隊が出撃した基地があった町としても知られています。
ミーナさんは、知り合いの社長さんのお誘いで、気軽に行ったそうですが
人生観を変えたといっても過言ではないほど衝撃を受けたそうです。
ミーナさんいわく、いろんなことを心で感じてきましたが…その一つが
「母の愛」。
知覧には、若くして散っていった特攻隊員たちから「お母さん」と呼ばれ、
親しまれた鳥浜トメさんという女性がいらっしゃいました。
ミーナさんは、そのトメさんの宿に泊まり、
トメさんの孫嫁にあたる現在の女将さんから
トメさんが語り継いだ話をいろいろと聞いたそうです。
本当の母のような惜しみない愛情を特攻隊員に注ぎ、
涙をこらえて、見送ったトメさん。
若者たちの出撃した時間を待って、隊員の自宅に出撃直前に撮った写真と共に
息子さんが立派に使命を果たしたことを手紙にしたためていたそうです。
お国のためにと出撃していったのは20歳前後の若者たち。
故郷に残したお母さんとトメさんが重なったんでしょうね?
多分、知覧にトメさんがいらっしゃったからこそ、若い彼らが
悲しみと絶望と無念さを克服できたんじゃないかと…と思います。
残された遺書のほとんどが、お母さん宛だったというのも胸に響きますよね。
今日は、いつもと違って背筋が伸びるようなお話でしたが
知覧での旅の話は、明日も伺います。
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