こんにちは、ニッポン放送垣花正です。
昨日もミーナさんが先日旅をしたという鹿児島県の知覧町(ちらんちょう)での体験談を
伺いました。
古くは、薩摩の小京都と呼ばれた知覧町ですが、太平洋戦争末期には、
特攻隊が出撃した基地がありました
その街で、特攻隊員たちを見送り「特攻の母」と呼ばれた鳥浜トメさんの話の続きなんですが
そのトメさんの孫嫁さんから聞いたという言葉が
「なぜ、生き残ったのかを考えなさい。何かあなたにしなければならないことが
あって生かされたのだから」というのがあるそうです。
現代の私たちにとっては、「当たり前」なことがまったく当たり前ではなかった戦争の時代。
運良く、戦火から生き残ったことは、奇跡。
奇跡を与えられたことは、許し。
そして許しにこめられたのは、何かをするために
生かされたという使命ではないか…と感じ取ったミーナさん。
どんなに生きていたくても許されなかった時代に
自分たちが、どんなに贅沢な人生を与えられているか
そのありがたさ、奇跡を痛感したそうです。
実は知覧に行った時、ミーナさんには、いろんな悩みがあったそうですが
生かされているということを思うと悩みに行き詰まるよりも
勇気をもって立ち向かおうという気持ちになったそうです。
今、自分たちがなぜ生きているのかを教えてくれるトメさんの言葉。
非常に重くて、深いですね。
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